やけど虫とは?大きさは?どこに生息してるの?

 『やけど虫』という虫をご存じでしょうか?

 新聞やニューズ等で聞いた事はあるけど見たことがないので、実際にどこに生息しているか、大きさはどの程度なのか、ということまでは分からないという方も多いと思います。

 本当に最近になってから聞き始めた名前なので、ほとんどの方は聞き慣れない虫だと思います。

 そして実は、名前の通りこの虫に出会って触れてしまったりすると、大変な症状に見舞われます。

 ちょうど夏の時期がピークに活動している虫で、なおかつ全国に生息しているので、遭遇する確率は意外と高い虫です。

 ですので、どこに生息しやすいか、大きさや見た目などの特徴を知っておくと、遭遇してしまったと時に上手く回避することが可能です。

 そこで今回は、やけど虫とは?大きさは?どこに生息しているの?という事をお伝えしようと思います。

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やけど虫とはどんな虫?

 やけど虫と呼ばれていますが、正式名はアオバアリガタハネカクシ(青翅蟻形隠翅虫)というのです。

 正式名にやけどという言葉が使われていないのに、なぜ、やけど虫と呼ばれているのか気になりますよね?

 実は、この虫の体液にはペデリンという有毒物質が含まれています。

 この虫に触れたりすると、ペデリンの毒が人間の皮膚につく影響によって、お湯やアイロンなど高温のものを触れたときに出来る火傷の症状と同じような症状が出てきます。

 火傷と同じような症状なので、皮膚が赤く腫れたりヒリヒリとした痛みが伴い、水ぶくれが出来たりしてしまいます。

 このような症状がでることから、やけど虫と呼ばれるようになりました。

やけど虫の体長はどれくらい?

 やけど虫の体長は、おおよそ7㎜程度とものすごく小さいのです。

 そして見た目の色ですが、赤褐色~オレンジ色と黒色の2色のボーダーのようになっています。

 ちなみに色の配置ですが、頭と尾の周囲が黒く、腹部周囲が赤褐色~オレンジ色をしています。

 色がボーダーになっていてはっきりと分れているのですが、頭部周囲はアリと似ていることやありのような小ささから、パッと見た感じがアリのようにしか見えないことが多く、やけど虫だったということに気がつかないこともあります。

 また、見た感じだと飛ばなそうな感じに見えるのですが、実は、背中には飛ぶための羽がしっかりと隠れています。

 普段は羽を隠していることが多い虫で、ほとんど肉眼でみることが出来ないので蟻だと思ってしまうのですが、いきなり飛んできてたりしてビックリしたなんてこともあるので要注意な虫なのです。

 床や地面にいたりする虫を確認するために顔を近づけて確認したりすることがありますが、やけど虫だった場合、飛んでくる可能性があるため、確認はさっとして出来るだけやけど虫には触れないようしてください。

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やけど虫の生息地はどんなところ?

 
 やけど虫の生息地ですが、南アメリカ大陸以外の世界各国にいることが分かっています。

 特にやけど虫は、高温・多湿の環境下を好む傾向があります。

 日本は高温多湿である地域が多いので、日本でもほとんどの地域で生息することが出来ます。

 一般的に、日本では3月~11月にやけど虫が見られています。

 その中でも梅雨の時期は湿気が多くなるので、6月頃より見られるようになり、梅雨が明けて本格的に暑くなる7月から8月にかけて行動が活発になるとも言われています。

 田んぼや沼地、池などが多くある田舎の方でよく見かけられていたやけど虫ですが、近年では異常気象や地球温暖化などの影響もあって、都会の方でも容易に見つけることが出来るようになってきました。

 また、湿地地帯だけではなく電気の明かりなどでも近寄ってくるので、街灯や玄関先の電気の下にたかっていたなんてこともあります。

 地域に関係なく湿度や気温が高いところでは生息している可能性が高いので、見つけてもむやみに触ったりしないように気をつけてくださいね。

 あとは、万が一触れてしまった時の対処法を知って、触ってしまっても慌てずに冷静に対処できるように準備をしておきましょう。

 私の他の記事でも、触ってしまった時の対処法を記しているので、ぜひそちらの記事を確認してみてくださいね。
 

 

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