生卵の賞味期限って冷蔵庫で何日くらい?また、過ぎてても加熱すれば食べても大丈夫ってホント?
生卵はパック詰めで売られているので、個数が多くて使い切れずに賞味期限を過ぎてしまった!なんていうことがよくあると思います。
ただ、スーパーでは常温で売られていますが、家に帰れば冷蔵庫に入れて保存しますよね。
案外冷やしているから大丈夫という思いや、加熱して食べれば問題はないのではと思っている人も多いようです。
では冷蔵庫で生卵を保存すると、一体何日ぐらいまで大丈夫なのでしょうか?
また、加熱したり調理をすれば、本当に食べても大丈夫なのでしょうか?
今回は、生卵の賞味期限が何日くらいあるのか?をまとめました。
賞味期限・消費期限について
まず、何日保存出来るかを学ぶ前に、知っておいてほしいことがあります。
それは賞味期限と消費期限です。
これは必ず食品には表示されていますが、この2つの違いをご存じでしょうか?
まずは、この2つの言葉の違いから見ていきましょう。
【賞味期限】
賞味期限とは、開封していない状態、または商品に表示された保存状態で保存した場合にその食品がおいしく食べられる期間のことを言います。
賞味期限の場合は、印字されている日にちまでに食べきることで、その食品を一番良い状態で食べられるということです。
ですので、期限が過ぎたからといって、その食品がすぐに食べられなくなるという訳ではありません。
賞味期限の場合は、食品の劣化がやや遅く、保存出来る期間が長いものにつけられています。
今回ご紹介するたまごも、賞味期限が設けられています。
【消費期限】
消費期限とは、開封していない状態、または商品に表示された保存状態で保存した場合にその食品が安全に食べられる期間のことを言います。
先ほどの賞味期限とは違い、安全にということなので、印字された日を超してしまうと何がおこるか分からないので食べるのは止めた方が良いということになります。
消費期限は食品の劣化が早く、保存期間も短いものに表示されています。
生卵の賞味期限
生卵には賞味期限がつけられていますが、サルモネラ菌に汚染されない状態で保存できる期間として定められています。
卵の賞味期限は、時期や気温などでも変わってきます。
夏場(7月~9月)は産卵後から2~3週間以内
冬場(12月~3月)は産卵後から約2ヶ月以内
上記の様に、産卵後の環境で賞味期限が決まっています。
しかし、実際スーパーで売られている卵は業者によって、年間を通して2週間以内と賞味期限を決められている場合が多いのです。
冷蔵庫に入れた生卵の賞味期限
上記で説明してきたとおり、季節によって賞味期限が変わる卵ですが、実際に売られているものはいつ産卵でパック詰めされたかは分かりません。
パックに表示されているのは、大体2週間なのでその日にち内に食べるのが最適ですが、生卵として食べるなら
夏場は、表示された日にちをあまり超えず、冬場でも+2~3週間以内に冷蔵庫で保存したものなら大丈夫と考えても良さそうです。
それ以上過ぎた場合には、必ず加熱して食べるようにしましょう。
賞味期限を過ぎた生卵は加熱すれば大丈夫?
賞味期限を過ぎると、生卵にはサルモネラ菌が繁殖しだします。
しかし、サルモネラ菌は熱に弱く、一定時間加熱することで菌が死滅します。
加熱する時間は70度以上で1分以上。
通常、卵料理する場合にはガスの火を使い1分以上加熱しているので、上記の条件は満たしていると言えるでしょう。
しかし、半熟卵などはお湯につけている時間は長いですが、中身が生なのでやめておく方が無難です。
ここでは、完全に火を通して生の部分がない卵は食べても大丈夫です、という判断です。
そして、いくら加熱したから大丈夫だろうと言っても、過信はしないでください。
以下のような場合には食べるのはやめましょう。
- 白身の色が変
- 黄身の形が変
- 卵の殻にヒビが入っている
など
あきらかにいつもと違って卵に異変があったら、加熱しても食べられないので卵を割ってみて確認してみましょう。
そして、どんなに過ぎても、賞味期限を過ぎてから1~2週間以内にとどめておいた方が安全です。
卵は、食あたりを起こすと、重症になるケースが多いので、消費期限を守って常に新鮮な卵を食べるようにしましょう。