風邪の予防には、『手洗い』と『うがい』ですよね。風邪予防を効果的に行う秘訣を教えます。
風邪を予防する基本的なことは『手洗い』と『うがい』です!!
みなさんは正しい方法で、しっかり風邪予防が出来ていますか?
ただ水でさっと手を洗っただけだったり、簡単に口を1・2回がらがらとするだけのうがいでは、風邪の予防効果はほとんどないと言っても過言ではないでしょう。
丁寧に時間をかけて行うことで、初めて風邪の予防効果が発揮されます。
正しく丁寧に行って、手や喉についたウイルスを洗い流しましょう!
今回は風邪予防に対しての手洗い・うがいの効果的な方法についてご紹介いたします。
手洗い・うがいのどちらから行っていますか?
外出先から帰ってまず行う事が、手洗いとうがいだと思いますが、みなさんはどちらから先に行っていますか?
別にどっちでも良いのでは?と思っている方!!
それは間違いです!!
必ず『手洗い』を先に行って下さい。
『手洗い』を先に行う理由ですが、それは手についたばい菌をコップなどに移さない為です。
万が一、うがいを先に行ってしまい、洗っていない手がコップに触れてしまったら、コップはばい菌で汚染されてしまいます。
そして、その汚染された部分に口を付けたりしてしまったら、菌が口の中に入ってきてしまいます。
こうなってしまったら、風邪予防の意味はないですよね。
ですので、必ず『手洗い』をしてから『うがい』をするようにしてください。
それでは、さっそく手洗いの仕方を説明していきます。
効果的な手の洗い方
《準備するもの》
・ハンドソープ ・タオル
手を洗う石けんは、固形ではなく液体を選ぼう
液体や泡タイプのハンドソープを使用する人が多いとは思いますが、固形のものを使用する人は少し注意が必要です。
固形の石けんは、液体の石けんより菌が繁殖しやすい環境にあります。
固形のものだと手を洗う人が汚いまま石けんを触り、それを繰り返すことで石けん上や石けんをのせているお皿に細菌が溜まっていくのです。
とは言っても、液体のものも細菌繁殖の可能性はあるので注意が必要です。
液体のハンドソープの場合、詰め替えが出来ます。
詰め替えるときに手を清潔にしないまま行うと、菌が入れ替えたものに入ってしまう可能性があります。
また長期使用によってボトル表面などが汚れていたりすることでも、菌の移行があるので注意しましょう。
最近では家庭用にもボトルには一切触らずに、センサーに反応してハンドソープが出てくるものがあります。
あれが清潔という点では、1番理想的な形と言えるでしょう。
《手順》
①時計などの装飾品をはずす。
②手を流水で流す
③ハンドソープを適量とり泡立てる
④手の平を擦り洗い
⑤手の甲のをしわを伸ばすように擦り洗い
⑥指先や爪の間を反対の手の平に押し当てながら円を描くように洗う
⑦両指を合体し擦り洗い
⑧親指を反対の手でにぎり、ねじり洗い
⑨反対の親指も同様にねじり洗い
⑩手首を反対の手でにぎり、ねじり洗い
⑪反対の手首も同様にねじり洗い
⑫流水で洗い流し清潔なタオルやペーパーで水分を充分に拭く
※①~⑪の行程をだいたい30秒かけて行いましょう。
子供に手洗いを教えるときには、必ず大人が一緒に行い、【ハッピーバースデーの歌2回分】がちょうど良い手洗いの時間になるのよ!と時間の目安を教え、実践してみましょう。
手を洗ったあとにさらに清潔を求めるなら
手を洗った後に、アルコール消毒をするのがオススメです。
冬場になると飲食店などのお店でも入り口に置いてあったり、病院の病室前によく置いてある消毒液を有効利用しましょう。
ドラックストアやホームセンターなどで、600円~800円程度で購入出来ます。
使い方は、手を洗ってタオルなどで乾燥させた手に、多めにワンプッシュして手にすり込むだけです。
正しいうがいの仕方
①手を清潔に洗ったあと、少量の水をコップに入れて軽く口に含んで、ゆすぐ
②新しい水を口に含み上を向きガラガラと10秒ほどする
③②が終わったら今度は左右に首を傾けるようにして、10秒ずつガラガラしてはき出す
④②~③を3回程度繰り返す。
うがいをより効果的にするには
基本は水だけで充分ですが、緑茶や紅茶などカテキンが多く含まれているもので行うと免疫力や抗酸化作用が高まります。
水よりも殺菌効果が高いので、風邪が流行っている時期などはオススメの方法です。