痛風の予防は食事から。まずは尿酸値を下げよう!
最近不規則で乱れた食生活をしていませんか?
また、健康診断などで尿酸値が高いと指摘されたことはありませんか?
年齢が若い時は代謝も良いので、意外と平気な場合も多いのですが、改善していく努力をしないと痛風など腎臓に関連した病気のリスクが高まります。
尿酸値が高いということは、不規則な生活習慣や食生活などが主な原因です。
今から少しづつで構いませんので、現在の生活習慣の見直しをすることで、その予防や改善につなげていきませんか?
そこで今回は、痛風にならないため&なりそうな人の予防策として、【尿酸値】に関する普段の食事にスポットを当ててみました。
『尿酸値を下げる食品&上げる食品』をまとめてみましたので、是非ご活用下さい。
尿酸値を下げる食品
尿酸値を下げる食物は、尿をアルカリ性に変える食物が良いとされています。
正常な尿は弱酸性ですが、尿酸値が高いと酸性になります。
酸性尿になると、尿酸が非常に溶けにくい状態になってしまうので、尿と一緒に体外に排出されずに腎臓で蓄積されて腎臓に障害を生じさせます。
このように、尿酸値はpH(酸性・アルカリ性の程度)のバランスが非常に大事です。
尿酸値を下げるにはアルカリ性の物を意識して食べるだけではなく、酸性に傾きやすい食品を同時に控えていく事が、大切になってきます。
【野菜】
ほうれん草、ゴボウ、人参、キャベツ、カブ、ナスなど
ビタミンCを多く含む野菜を多く食べる事で、尿酸の排出が促進されます。
しかし、ビタミンCは水溶性で熱に弱いという性質があります。
ですので野菜を食べるときには、軽く水洗いをする程度にして、サラダなど生に近い状態で食べることが重要になってきます。
もしも、サラダだけでは飽きてしまうという場合には、味噌汁やスープなどにしてしまう方法がオススメです。
それは、野菜をそのものを食べるだけでなく、スープまで飲み干すことが出来るので、スープに溶け出した栄養分まで補給が出来るので効果的です。
【イモ類】
ジャガイモ、さつまいも、里芋などのイモ類
イモ類は、上記で述べた他の野菜に比べてビタミンCの含有量が多く、加熱してもビタミンCが壊れにくいという特徴があります。
効率的に摂取出来るので、とても良い食材です。
【果物】
グレープフルーツ、メロン、バナナなど
果物も尿酸を体外に排出するにはとても良い食材なのですが、果物には果糖が多く含まれており、食べ過ぎてしまうと逆に尿酸値を上げてしまうという欠点もあります。
なので、食べる時には、その量に注意が必要です。
また、同じ果物でも果物の果汁が入ったジュースはNGです!
市販のジュースは加熱処理がされていて酵素が含まれていないので、砂糖を直接体内に取り入れているのと同じで肥満の原因になります。
結果として尿酸値が高くなり、痛風のリスクも高くなるので注意しましょう。
【海藻類】
ワカメ、コンブ、ひじきなど
海藻類にはビタミンなどのミネラルが豊富で、尿酸の排出を促します。また食物繊維も豊富なのでオススメです。
【乳製品】
PA-3乳酸菌入りのヨーグルト
ヨーグルトは元来、尿酸値を下げるのには有効とされていましたが、ヨーグルトの中でも特に【PA-3乳酸菌入りのヨーグルト】がオススメです。
このヨーグルトは最近注目され、市販でも簡単に手に入れられるようになりました。
このヨーグルトを定期的に摂取することで、薬を使用しなくても尿酸値の上昇が抑えられたというデータもあるそうです。
尿酸値を上昇させる食品
尿が酸性化して、尿酸値を高くさせてしまうものは、主に動物性タンパク質や脂肪が含まれているものです。
また、プリン体を多く含んでいるものも尿酸値を上昇させてしまいます。
【肉類】
豚、鳥、牛の肝臓や心臓など内臓系の部位 ビーフジャーキー
【魚介類】
エビ、イカ、タコ、カニ アサリ、牡蠣 サバ、カツオ、ブリ、マグロなど
【その他】
ビールなどのアルコール飲料
バランス良く摂取することが大切
ここであげた食品はあくまでも一例です。
尿酸値が高いからと言って、神経質になりすぎて尿酸値を下げる物ばっかり食べると栄養に偏りが出てきます。
尿酸値を上昇させる食品だからといっても、その他に素晴らしい栄養素がたくさん含まれている食べ物は多くあります。
なので、食べるときには尿酸値を上げる物は少なめにして、下げる食品を多めにとる工夫などをして、一緒にバランス良く食べるようにしましょう!