痛風の症状である足の親指に激痛が・・・・!病院に行けない時に、痛みを軽減させる対処法!
痛風の発作は、骨折よりも痛いと言われています。
痛風の約6~7割は、左右の足の親指のどちらかに腫れや激痛を伴います。
その痛みは夜中から明け方にかけて起こることがほとんどなので、痛みが出たときには、すぐに病院に行ける状態ではない事の方が多いです。
そのような時にどのような応急処置が出来るのか?
そこで今回は『すぐに病院に行けない時に少しでも痛みを軽減させる方法』をいくつか紹介します。
痛風の痛みを軽減させる方法
冷やす
痛風で痛みが出現した場合には、まず冷やす事が効果的です。濡れたタオルや、保冷剤をタオルでくるんだもので患部を冷やしましょう。
保冷剤を使用するときには直接使用すると肌を傷めてしまうので、必ずタオルで包んでから使用してください。
基本的に痛みが出たら、温めることは止めた方が良いので、痛みが出現した当日は湯船に入る事は止めましょう。
温めることで血行が良くなり痛みが増強してしまいます。お風呂に入るならシャワーを軽く浴びる程度にしましょう。
靴下など患部を圧迫する物は脱ぐ
靴下など患部を圧迫する衣類や靴などは、すべて脱いでください。患部を圧迫する物を除去することで痛みが軽減されます。
病院などへ行く際にも、足に負担の少ないサンダルのようなゆったりとしたものを履いて出かけましょう。
安静にする
痛風の発作で痛みが出ている場合は安静にすることが1番です。
安静にする場合には患部を心臓より高くして休むと良いでしょう。高くして休むことで足に血流が滞ることを予防します。
血流が停滞してしまうと、痛みの物質が足に溜まったままになるので、痛みが増強してしまいます。
足を上げるときには、座布団を重ねたり椅子の上に置いてみたりして、工夫してみると良いでしょう。
薬剤を使用することも検討しよう
上記の対応だけでは痛みが落ち着かない場合には、市販薬を使用することも有効的です。
市販で売っているロキソニンなどの鎮痛剤を使用すると痛みが和らぎます。
しかし、市販薬を使用する際には注意しなくてはいけない成分があります。
それは、アスピリン系の鎮痛剤です。
アスピリンが含まれている代表的な市販薬は、【バファリン】です。
このアスピリンですが、尿酸値を上昇させてしまう作用があり、逆に痛みが増強し治りにくくなるため、服用しないようにしましょう。
市販薬を飲む際には、必ず薬の成分表示を確認しましょう!!
2回目以降の場合
1度でも痛風発作を経験すると、次に発作が起きる前に前兆を感じることがあります。
人によって違いはありますが、【足の先がピリピリと痺れるような感じ】や、【足の指が重くなるような感じ】など様々です。
こういった前兆が起こったら予防薬が効果を発揮します。【コルヒチン】という薬が痛風による痛みを予防してくれます。
この薬は病院で処方されるので、受診した際に医師に依頼して処方してもらうと、急な痛みが出ることなく安心です。
コルヒチンは発作が出てしまったからは効果がないので、必ず前兆が起きてすぐに服用しましょう!
痛みがあるなら早めに病院へ受診を!!
家で応急処置をして痛みが少しでも緩和されたら、出来るだけ早く専門医がいる病院へ受診しましょう。
近くに専門医がいない場合には、内科や代謝内科、または総合病院などを受診してください。病院へ行く際にはサンダルなどゆるめの履き物で行くことも忘れずに!!
また病院を受診した際には、確定診断をするために採血で尿酸値を計ると思いますが、痛風発作が起きてから時間が経過すると正常値以下まで数値が落ちつていることがあります。
痛風発作を起こす人は以前より尿酸値などが高く、健康診断で指摘されている場合がほとんどです。
正しい診断を受けるためにも、健康診断の結果をお持ちの場合は、それを持って病院へ行くことをオススメします。