結婚式の祝儀の書き方!祝儀袋と中袋の書き方はこれでOK!
結婚式に招待されたら、誰もがご祝儀を用意します。
そこで困るのが、初めて招待された時に祝儀袋の書き方のマナーが分からなくて、両親やお友達に連絡しまくった経験はございませんか?
ご祝儀1つにもきちんとしたマナーがあります。みなさんは正しく出来ていますか?
ご祝儀袋には中袋もあり、意外と記入する部分が多いですよね。
せっかくのおめでたい席でマナー違反をするのは恥ずかしい!!
心をこめて祝福する為にも、きちんとしたマナーに則ってご祝儀を渡したいですよね。
そこで今回は『結婚式の祝儀袋と中袋の書き方について』まとめました。
ご祝儀袋を正しく選ぼう!!
みなさんは結婚式の時に使用するご祝儀袋を、正しく選択することが出来ていますか?
結婚式でお祝いを包む場合の袋は、袋の右肩に【のし】がついているものを用意します。
また、水引きは一般的なお祝い事には5本で良いのですが、結婚祝いの時には喜びが重なるという意味をこめて10本のものが正式なものとされています。
結び方は結び切りと言って、1度結んだらほどけないようにするのも重要になってきます。
のしがないものや何度も結び直しが出来る蝶結びのご祝儀袋は、結婚式にはふさわしくないので注意しましょう。
書き物(ペン)も重要です!!
基本的に結婚式などお祝い用にしようする書き物に使うペンは、毛筆、筆ペン、サインペンなど濃い黒で書けるものです。
ボールペンや薄墨の万年筆などは、結婚式などお祝い事に使用すると失礼に当たるので、使用するペンにも注意しましょう。
中袋の書き方
《表面》
中袋の表面には包んだ金額を記載します。
金額を書く際には筆ペンなどで袋の中央に濃くはっきりと書きます。
金額は【金 ○萬円】と旧漢数字で記載することがお約束です!!
漢数字表
一万円→壱萬円
二万円→弐萬円
三万円→参萬円
五万円→伍萬円(五萬円でも可)
七万円→七萬円
八万円→八萬円
十万円→拾萬円
万→萬
円→圓(円でも可)
※【金 ○萬円】の後に【也】をつける場合がありますが、これは基本的に10万円以上の高額な金額を包むときのみに使用することがあるので覚えておくと良いでしょう。
《裏面》
中袋の裏面は自分の住所を記載します。
袋の左下に、縦書きで住所と氏名を記載します。郵便番号も記入するとより丁寧になります。
アパートやマンションに住んでいる方で、全部記載すると長くなってしまってバランスが気になるという場合には、芳名帳などに正式な住所を記入しているという前提で、中袋にはアパートやマンション名を省略することも可能です。
コンビニなどで売られているご祝儀袋の中袋には、既に住所、氏名、金額などが書けるように枠組みが取られているものもあるので、そういったものの場合はその欄の中に必要な情報を記入していきましょう。
また、縦書きで記載するのが好ましいですが、稀に横書きで書くタイプのものもあります。
その場合には漢数字を使用せずに、普通の算用数字(1,2,3・・・)を横書きで書いても大丈夫です。
ご祝儀袋の書き方
《短冊の上の部分》
既に短冊の上の部分に寿や御祝いといったように印刷が施されているものはそのまま使用出来ますが、記載がない場合には自分で記載する必要があります。
記載する文字は【寿】【御祝い】【御結婚御祝】など奇数文字です。
【結婚御祝】と記載しがちですが、これだと4文字となってしまい、また偶数にもなるので縁起が悪く嫌な思いをする人もいるため、字数には注意が必要です。
《短冊の下の部分》
短冊の下の部分は自分の氏名を記載します。
個人や連名で書く際に違いがあるので、下記で説明していきます。
個人の場合
上段の名目よりやや小さめにバランス良く縦書きで、フルネームを記載します。
夫婦の場合
夫婦で出席する場合には夫のみの名前だけでも良いのですが、連名でももちろん可能です。
夫婦連名の場合には中央に夫の名前をフルネームで書きその左側に妻の名前のみを記載します。
妻の名前は夫の名前と並ぶようにバランスよく書きましょう。
家族の場合
夫婦同様に、一家で出席の場合にも世帯主(夫)のみでも良いですが連名も可能です。
連名で記載する場合には、中央に世帯主(夫)の名前を書きその左に家族一同と記載しましょう。
連名が3人の場合
会社の仲間などで複数の人が連名する場合の書き方は、送る3人の中で1番の年長者や役職が上の人から書き始め、1番年下の人の名前が左にくるようにします。
万が一立場が同等な場合には五十音順に右から左へ書いていきます。
連名が4人以上の場合
連名は基本的には3人までとされています。
あまり多く記載しすぎてしまうと見栄えがよくありません。
4人以上になる場合には代表者の氏名を中央に書き、その左側に【外一同】と記載します。
【外一同】は代表者の名前よりやや小さめに書きます。
また、【外一同】では何名が御祝いをしてくれたか分からないので、必ず奉書紙や和紙に全員分の名前を記載し、ご祝儀袋の中に入れます。
記載の仕方は、紙の上部中央に【寿】と名目を書き、下段に全員の氏名を書きます。年長者や役職が上の人から順番に右から左へと文字をそろえて記載します。
同等の場合には五十音順でバランス良く記載しましょう。