自転車のパンク修理って自分で出来る?やり方をチューブの出し方から教えます。

 自転車に空気を入れようとしてもなかなか入らなかったり、道を走っていたら急にタイヤがパンクしたという経験は、自転車を使用する人なら一回はあるのではないでしょうか?

 特に、急に路上でパンクをしたら、焦りますよね。

 そして、普通は自転車屋さんで修理してもらわなきゃ!と思いがちですが、実は自分でも簡単に修理することが可能なんです。

 しかも、初心者でも短時間で修理が可能です。

 近くに自転車屋さんがない場合には、かなりの威力を発揮しますよ。

 そこで今回は、自転車がパンクした時のチューブの直し方や、修理のやり方の一連の流れについて、ご説明します。

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自転車を修理するにあたっての注意点

 自転車のパンクを自分で修理するときには、気を付けてほしいことがあります。

 それは、作業をする環境です。

 土や砂がある場所での作業は、絶対にやめて下さい。

 土や砂が修理しているチューブに入ってしまうと、チューブとタイヤの間に入ってしまい、摩擦などでチューブを傷つけてしまいます。

 そうなると、せっかくなおしても再びパンクの原因になってしまいます。

 修理する場合には、できるだけ砂や土を避けてコンクリートやアスファルトの上で作業をしましょう。

 コンクリートなどで行うときにも、ブルーシートなどを敷いて行うと、汚れ防止だけではなく細かい部品の紛失予防などにも役に立ちます。

本当にパンクなのか?

 タイヤの空気を入れても抜けてしまったり、何もしてないのにタイヤがぺちゃんこになったからと言っても、100パーセントパンクとは限りません。

 パンク以外に考えられる原因

  • バルブの緩み
  • 虫ゴムの劣化

【バルブの緩み】

 空気を入れるところをバルブといいますが、そのバルブを固定するためにナット(ねじのようなもの)がついてます。

 そのナットが緩んでいるとタイヤの空気も抜けてしまいます。

 緩んでいる場合にはナットを締め直すことで空気漏れが解消されます。

【虫ゴムの劣化】

 虫ゴムとは、バルブの中に装着されているゴム栓のようなものです。

 この虫ゴムに穴が開いていたり、劣化していたりすると、タイヤの空気も抜けてしまいます。

 ですので、パンクかなと思ったら虫ゴムの状態の確認をしましょう。

 虫ゴムの確認方法は、まず空気をいれるバルブの栓をあけます。

 そこに、ペットボトルなどのキャップに少量の水を入れたものをつけます。

 水につけたバルブから空気がもれて気泡が出てきたら、劣化している証拠です。

 交換はとても簡単で、ホームセンターなどで新しい虫ゴムを購入します。

 ナットをはずしてバルブも外し、虫ゴムを引き出して新しい虫ゴムをはめます。

 その後バルブを戻して、ナットで締めれば完成です。

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パンクの修理方法

 必要物品

  • パンク修理キット
  • 水を入れたバケツ
  • 油性マーカー
  • 雑巾
  • 金づち  など・・・

 

 パンク修理キットは、ホームセンターや100円ショップに売っています。

 パンクに必要な接着剤やゴムパッチ、やすり、タイヤを取るときに抑えるための工具などセットとして売られているので必ず用意しましょう。

《手順》

①バルブを外す

 空気を入れるところのバルブを外します。

 修理キットに入っている工具で、ネジを外す要領でバルブのネジを外します。

 キットに入っていなければ、ペンチなどで回すと外せます。

 バルブはチューブとつながっているので、バルブのネジだけ外して、チューブをタイヤから取り出すときに一緒に取り出します。
 

②タイヤをリムから外す

 リムというのは、タイヤをはめている金属の部分です。

 タイヤからリムを少し外さないと、チューブを取り出す事ができません。

 まずはこのリム外しです。

 修理キットの中に入っている、マイナスドライバーの先のようなものを使用します。

 この工具をタイヤとリムの間にそっと差し込みます。

 その差し込んだ部分から、10~20㎝離したところに、新しいもう1本の同じ工具を差し込みます。

 それを、テコの原理を利用してひきはがしていきます。

③チューブを取り出す

 タイヤとリムに隙間が出来たら、チューブを取り出します。

 タイヤの隙間に指を入れると、チューブが取れるのでバルブも含めて取り出します。

 チューブを取り出したら、釘や画鋲が刺さっていないかチェックします。

④パンク部分の確認

 そして、チューブを取り出したら、バルブを再びつけて空気入れで軽く空気を入れます。

 空気を入れたチューブを水の入ったバケツにつけます。

 両手でしっかりチューブをもち、穴の空いた箇所をさがします。

 穴があいている場所からは気泡が漏れてくるので、水の様子をしっかり確認します。

 穴の空いた部分を見つけたら、雑巾で軽く拭きマーカーで印をつけます。

 マーカーで印をつけたらチューブの空気を抜きます。

⑤印をつけた場所にやすりをかける

 チューブの穴のあいた周辺に、専用キットのなかに入っているやすりで擦ります。

 やすりで擦る範囲は、修理で使用するゴムパッチよりもやや大きめに行います。

 ザラザラになったら、カスを拭き取ります。

⑥接着剤を塗る

 専用キットに入っている接着剤を、やすりにかけた部分に多めに塗ります。

 そのまま数分乾かして、のりが手に付着しないくらい乾燥させます。

⑦パンク修理用のキットを貼る

 修理セットの中にパンク修理用のゴムキットが入っていると思います。

 そして、そこについているアルミ箔やビニールを剥がして、チューブに貼ります。

 貼った上から金づちで叩いて圧着させます。

⑧チューブをタイヤの中に戻す

 チューブについているバルブの部分を、先にリムのところに戻します。

 その後、チューブを慎重に扱い、ねじれがないようにタイヤの中に戻していきます。

 チューブをすべて入れ終えたら、タイヤをリムに挟み込みます。

⑨空気を入れて完成

 タイヤが元に戻ったら、空気を入れて完成です。

 タイヤの修理は初心者でも簡単に出来ます。

 しかも、時間は30分程度です。

 ただ、自信がなかったり時間がない場合にはお店で修理してもらってくださいね。
 

 

   

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