お腹の脂肪が落ちないのはなぜか?
お腹の脂肪でお悩みの方って多いのではないかと思いますが、あなたはいかがでしょうか?
運動をしても食事を制限しても、お腹の脂肪がなかなか落ちないという経験はありませんか?
お腹の脂肪が目立ち始めると、あらゆる方法で落とそうとチャレンジしてはみますが、失敗ばかりがつづく。
失敗が続くとやる気もなくなってきてしまい、ダイエットに対して諦めモードになりがちですよね。
でもちょっと待って下さい!!お腹の脂肪が落ちないのは、間違った方法を試しているからかもしれませんよ。
そこで今回は、お腹の脂肪が落ちない原因をご説明していきます。
お腹の脂肪が落ちない理由~その1
大切な臓器を守っているから
まずは、お腹に脂肪がつく理由をご存じでしょうか?
お腹の中にはあらゆる臓器があります。
脂肪は、臓器が体外からうける衝撃から守ったり、体外に出ないようにしたり、臓器が冷えたりしないようにして、脂肪を蓄えてクッションのような役割をはたしています。
そして、特に女性の場合には、特にこの脂肪が大切になってきます。
よく女性は皮下脂肪がつきやすいと言われていて、ふっくらとしやすいですが、それにはきちんとした理由があります。
妊娠出産をするにあたって、女性は子宮内を守らなくてはいけません。
出産まである程度期間があるので、日に日に大きくなる子宮を体外からの衝撃に耐えられるようにしておかなければ、妊娠継続は難しくなってしまいます。
身体を守るためには、クッション機能を備えている脂肪が重要で、簡単に落ちないように女性の場合には、腰回りやお腹周りにつきやすいと言われています。
お腹の脂肪が落ちない理由~その2
食事が関係している
以下のようなことをしていませんか?
- 食事のカロリー制限をしている
- 塩分の取り過ぎ
- 水分摂取が非常に少ない
【食事のカロリー制限をしている】
お腹の脂肪が気になる人が多く実践しているのは、カロリー制限ではないでしょうか?
○○ダイエットや、○○抜きダイエットなど、ダイエットという言葉につられて実践する人も多いと思います。
ただ、これらダイエットは注意しなくてはいけません。
適度に行えば問題はないですが、極端すぎると逆効果になります。
食事を抜いたり、カロリーを抑えたりすると、数日で痩せたように錯覚します。
しかし、実際には身体の反応のとして今まで十分に行き渡っていた栄養が急になくなってしまうことで、身体が飢餓状態に近づいているというふうに脳が異常を感知します。
その結果、身体を守る為に脂肪を蓄えなくてはいけないと脳が命令して、脂肪を体内に溜めようとしていきます。
脂肪が蓄えられる分筋肉がその代わりのエネルギーとして変換されてしまうので、筋肉量が極端に減ってしまい、脂肪だけが残ってしまうような形になってしまいます。
【塩分の取り過ぎ】
塩分を多く取り過ぎると、水分バランスが崩れてむくみが発生します。
水分バランスが滞ると、脂肪燃焼に大きな影響を与えます。
どの世代でも、食事形態の変化から、塩分を取り過ぎる傾向にあるので、減塩を心がけましょう。
【水分摂取が非常に少ない】
人の身体の8割以上は、水分で出来ています。
体内の水分は色々な役割を果たしています。
脂肪燃焼を促すためには、水分が重要です。
水分が不足しないように、適度な補給が必要となってきます。
お腹の脂肪が落ちない理由~その3
運動が関係している
お腹の脂肪を落とすためには、運動をすれば良いと思って運動をしているのに、全然脂肪が落ちないという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
こういった方は、運動の仕方を間違っている場合が多いのです。
運動量や運動時間、運動の仕方が適切でない場合は、脂肪は燃焼されません。
運動による脂肪燃焼を期待するには、以下のことを実践すると良いでしょう。
- 有酸素運動と筋トレの組み合わせ
- 運動時間は20分以上
- 脂肪燃焼に適した心拍数を保つ
この上記3つが大切になってきます。
有酸素運動と筋トレを組み合わせることによって、筋肉を落とさずに脂肪燃焼効果を高めます。
また、運動してから脂肪が燃焼されるまでの開始時間は、大体20分経過した頃を境に始まります。
そして、大事なのは運動するときの力の入れ加減です。
脂肪を燃焼するためには、軽く息があがってじんわりと汗をかく程度の強さが必要です。
心拍数で表すと以下のような計算式で計算してみてください。
運動に適した心拍数=(220-年齢)×0,5
例)30歳の場合→(220-30)×0.5=95
30歳の場合は、運動に必要な心拍数は95です。
非運動時の脈拍の正常値は、大体60~80程度です。
ダイエットもやみくもに運動だったり食事制限だったりをするのではなく、きちんと計画を立てて効果的な方法を学んでから実践して下さいね。
そうでないと、頑張ったのに何も成果が残らない・・・って事になってしまうかもしれません。