お尻が痩せた！でも、肉割れが･･･。海やプールで水着になる前に何か良い対策ある？

　夏になると海やプールなどで水着になる機会が多くなるので、夏前にダイエットに挑戦する人も多いのではないでしょうか？

　数ヶ月前から頑張って、痩せたときにはものすごい達成感がありますよね！

　しかーし！！いざ鏡を見てみると・・・・足やお尻に肉割れが出来ててショック・・・・・・なんてことも。

　肉割れは急激に痩せることで出来やすくなってしまう症状です。

　せっかく痩せたのに、肉割れのせいで水着が堂々と着られない！！ってことになったら、何のためのダイエット？ってなってしまいます。

　今回は『肉割れの原因とその対策について』まとめてみました。

肉割れの原因は真皮の断裂だった

　肉割れは、皮膚が急激に伸びてしまい、それに耐えられず皮膚の真皮層が断裂していくつもの線が出来る症状です。

　皮膚の構造は表皮→真皮→皮下組織という上から順番で構成されています。表皮は伸びやすく柔らかく柔軟性があり、傷が出来てもターンオーバーという新陳代謝のおかげで約１ヶ月後には、皮膚が剥がれ落ち新しい細胞が再生されてきれいに治ります。

　しかし、表皮の下にある真皮は、硬く伸びないので傷ができてしまうとなかなか回復しにくくて、ケアを続けなくてはほぼ治ることがないと言われています。

　先ほども述べたように、組織が硬く柔軟性がない真皮で断裂がおこると、皮膚が耐えきれず表皮の上の部分にまで亀裂が走ります。そして、その亀裂こそが肉割れの原因なのです。

色別の肉割れ

赤みがかった肉割れ

　赤みがかかったものは、まだ初期段階のものなので、ケアを行えば悪化を防ぐことが出来ます。この時期は乾燥などで赤みの部分に、かゆみなどが出やすい時期です。

　痒いからと言って掻きむしってしまうと、どんどん症状の悪化とともに、皮膚の状態も悪化してしまうので注意が必要です。

赤紫の肉割れ

　赤紫に見えるのは、肉割れが出来て少し時間が経過したものです。傷自体が紫になるのではなく、毛細血管が透けて見えるようになった状態なのでこのような色に見えると言われています。まだ、この段階もケアを行えば改善する可能性があります。

白っぽくなってしまった肉割れ

　白っぽい色になるのは肉割れが出来て数ヶ月から１年が経過したものです。いわゆる最終段階です。白っぽくなると、ばっと見は分からないのですが、肉割れ自体が肌が凸凹してしまっているので、皮膚の露出しやすい場所に出来てしまうと、意外と目立つ存在になります。この段階になってしまうと完全に回復することはなかなか難しいようです。

肉割れのケアの方法

　肉割れには保湿ケアが一番大事です。出来たのに気づいたらその日からすぐに始めるようにしてください。

　上記でも述べたように真皮が断裂をおこし、上部の表皮まで線が延びてきて肉割れが目でも確認出来るようになります。

　表皮は細胞分裂を繰り返して元のキレイな肌に戻ります。その過程で肌が乾燥していると、肌が砂漠のような状態でボコボコしてしまうので肌の再生がうまく出来ません。

　ですのでお風呂上がりなどには化粧水や乳液で肌を整え、内側からも水分を与えるため、こまめな水分補給をしましょう。また、肉割れ専用のボディクリームは、市販されているようなのでそちらもうまく使うと良いでしょう。

ここで注意！！

　肉割れの部分を強く押してしまったり、強くマッサージすることは絶対にしないようにしましょう。

　強い力を加えてしまうと肌の損傷が激しくなり、肉割れの状態が悪化していきます。

水着を着るまでに時間があまりないというときには

　正直なところ肉割れを完全に治そうというのは無理があります。ケアを行うことで肉割れの線が薄くなり目立たなくなりますが、時間もかかります。

　時間がかかってしまったら、夏なんてあっと言う間に終わってしまいます。せっかく水着を着るためにダイエットしたのに、無駄になることだけは避けたい！

　そんな時には肉割れそのものを隠す以外方法はありません。そこで以下に２つ方法を紹介します。

水着を着るときにはワンピースタイプやパレオなどで隠す

　この方法だと、肉割れしている部分が生地で隠れてなおかつ簡単に行えますよね。肉割れも隠せるし、体型もカバーできるので意外と良いことが多いです。

エアーストッキング材やファンデーションテープを使用する

　エアーストッキングは、スプレーになったボディ用のファンデーションのことです。耐水性やＵＶカットの効果もあり水に濡れてもそう簡単には落ちません。

　また、スプレーで隠しきれなかった場合や色落ちが気になる場合は、ファンデーションテープや医療用の傷の保護テープを貼ると自然に肉割れ部分を隠せるのでオススメです。