夏風邪でのどの痛みが治らない時の対処法!
夏本番の時期になると、連日気温が30度を超えてきますよね。梅雨が明けると夏本番に突入して、暑さが厳しい日が続きます。そこで、夏といえば皆さんは知っていますか?
実は、夏は他の季節よりも体調を崩しやすいんです。
夏風邪をひくと、冬に風邪をひいた時よりも体調が回復するまでの期間が長いな~と思ったことはありませんか?特に、夏風邪はのどの痛みが伴う事が非常に多いんです。
考えられる原因は2つ!!
今回は『夏風邪で、のどの痛みが治らない時の原因と対処法』をご紹介します。
夏風邪でのどに痛みがある・・原因は?
考えられる原因はこの2つ
- エアコン使用によるのどの乾燥
- アデノウイルスなどのウイルス感染
エアコン使用によるのどの乾燥
夏の間は1日中エアコンを使用している日が多いのではないかと思います。エアコンを使用し続けると、室内の湿度が大体40%台に下がってしまいます。
のどに良い室内環境というのが、湿度50~60%台と言われているので、エアコンを使用すると湿度が下がり、室内が乾燥状態になってしまうことが分かります。
乾燥するとのどの中がイガイガしたり、何か違和感を覚えます。そうなったら、すでにその時点で炎症が起きていて、ウイルスなどから守ってくれるのどの防御力が失われるため、風邪をひきやすくなってしまうのです。
アデノウイルスなどのウイルス感染
インフルエンザウイルスの次に検出数が多いのがアデノウイルスと言われてます。夏風邪に多い感染症です。
アデノウイルスは扁桃腺やリンパ節で増殖し、のどに炎症を起こし激痛を伴います。52種類もの型があり、その種類によって様々な症状を引き起こしますが、代表的な症状は喉の腫れや痛み、熱、結膜炎といった症状です。
喉の痛みを取る対処法
喉がイガイガしておかしいと感じたら
- うがいをする
- 首、のど周りを温める
- のど飴を食べる
- のどスプレーをする
- 加湿をする
ここで、原因が分かっている場合は、上記の対応をしつつ下記のものを実践してみてくださいね。
では2つ別々に見ていきましょう。
エアコンでのどの痛みが出る場合
- エアコンの風向きや温度調節
- エアコンを使用する際は加湿をする
- エアコンのフィルターを掃除
- マスクをする
エアコンの風向きや温度調節
エアコンが直接当たらないようにすることでのどの乾燥を軽減することが出来ます。温度は28℃に設定しておけば、急激な湿度低下を避けることが出来ます。ちなみに28℃では暑くて厳しいという場合には扇風機を併用することで暑さを和らげることが可能です。電気代の節約にもなります。
エアコンを使用する際は加湿をする
加湿器を使って一定の湿度を保つことが望ましいですが、加湿器がない場合は洗濯ものを室内で干したり、バスタオルなどを濡らしてハンガーに引っ掛けておくと、エアコンを使っても湿度が下がらずに乾燥を防ぐことができます。
エアコンのフィルターを掃除
エアコンの内部は水滴でいっぱいです。定期的にフィルターの掃除をしないと、カビが増殖してカビがエアコン使用時に室内にエアコンの風と一緒に拡散されてしまうことがあります。カビは、のどが痛くなったり呼吸機能を低下させてしまうのでフィルターは定期的に掃除をしましょう。
マスクをする
マスクをすることで、のどを乾燥から守り潤いを保つことが出来ます。また、マスクの中でも特に市販で売られている【ぬれマスク】は保湿効果抜群でオススメです。ちなみに、ぬれマスクはお金を出して買わなくても、マスクと口の間に少し水で湿らせたガーゼを挟むだけで、ぬれマスクと同じ効果が期待できます。
ウイルスでのどの痛みが出る場合
アデノウイルスはウイルス性ですが、現在のところこのウイルスに効く薬はないとされているので,基本的には対症療法です。
- 抗炎症剤を服用する
- うがい、手洗いの徹底
抗炎症剤を服用する
病院を受診すると必ず処方薬が出されますので、まずはそれらをきちんと服用しましょう。またどうしてもすぐに病院にいけない場合には、市販されているロキソニンSが有効です。ただし15歳未満の方や妊婦は使用できません。市販薬は一時な使用に限定し、病院で診てもらうようにしましょう。絶対に自己判断で市販薬の多量摂取などはやめてくださいね。
うがい、手洗いの徹底
アデノウイルスは感染力が非常に強く、二次感染の恐れもあります。自分だけの問題ではなく、家族や自分の身の周りの人にうつさないためにも、うがい・手洗いをしっかりとしましょう。また、うがい薬やハンドソープを使用することでより効果アップが期待出来ます。
最後に・・・・
夏風邪は本当に長引きます。1週間ぐらい治らないことも多いです。基本的にのどの痛みなどがでたら安静にして睡眠をとるのが一番の良い方法です。そして、何か普段と違うな!変だな!っと思ったらすぐに病院に行って医師に診てもらってくださいね。