クリスマスケーキを食べる日って正式に決まっているの?24日と25日のどちらが多い?
12月最大のイベントと言っても過言ではないかという一大イベントの『クリスマス』。
この日には多くのご家庭で、クリスマスケーキを購入してきて家族や友人、恋人等と一緒に食べるのではないでしょうか。
そして、このクリスマスケーキを食べる日と言えば、24日のイブか25日のクリスマス当日です。
みなさんはどちらの日に食べていますか?どっちでもいいじゃないか?という声が聞こえてきそうですが、本来はどっちに食べるのを目的として始まったのか、気になりませんか?
毎年の事なので、特に意識して食べる日を決めている訳ではないですが、クリスマスケーキを食べる日に正式な決まりはあるのでしょうか。
食べ始めるようになった由来や、食べる日が実は決まっていたという事があるのでしたら、是非とも知りたいですよね。
そこで今回は、クリスマスケーキを食べる日に正式なものはあるのかなど調べてお伝えしていきます。
クリスマスケーキを食べるのは24日?25日?
クリスマスケーキを食べるのは、24日か25日の間違いなくどちらかだと思いますが、どちらが正しいのでしょうか。
その答えなのですが、実は日本でクリスマスケーキを食べるときには、特に正式な日は無くてどちらでもOKという事です。
24日のイブにパーティーをすればその時に食べてもOKですし、クリスマス本番の25日でもOKです。
要は、自分たちの都合で食べて良いということです(まぁそうでしょうね)。
そもそもクリスマスケーキは日本独特のイベントだった!?
実は、クリスマスでケーキを食べるのは、日本のオリジナルなのです。
そもそも、アメリカではケーキを食べませんし、ドイツでも日本のようなケーキは食べません。
では、なぜ日本ではクリスマスにケーキを食べるようになったかというと・・・
お菓子やケーキなどの食品で有名な不二家が始めたものだったのです。
不二家の創業者である藤井林右衛門さんが、キリストの誕生を祝うイベントを日本でも独自にお祝いしようと考えたのが始まりです。
1922年に、いちごをサンタクロースに見立てたクリスマスケーキ(現在でいうショートケーキ)を販売したのです。
ただし、この売り出した時代はまだケーキ自体が高価なものとされていたので、一般市民は購入して食べることが出来ず、一部の富裕層の間で習慣にすぎませんでした。
その後、日本人の多くがケーキを普通に買えるようになり、一般家庭でクリスマスケーキとして食べられるようになったのは、昭和40年頃です。
そして、今では多くの家庭で24日あるいは25日にクリスマスケーキを当たり前のように食べるようになりました。
日にちにこだわりがあるなら・・・
先ほど、日本では正式な日にちはないのでどちらでも良いとお伝えしましたが、海外式に合わせるのであれば少し状況が変わって来ます。
そもそもクリスマスとは、イエス・キリストの生誕を祝う日です。
ちなみに、クリスマスの前日をクリスマスイブと呼びます。そして、多くの人はイブと聞くとクリスマスの前日のことを指していると思いがちですが、実はそれは間違いなのです。
正しい『イブ』というのは、クリスマスの夜という意味なのです。
なぜかというと、イエス・キリストが生きていた時代には、ユダヤ歴という暦が使われていました。
このユダヤ歴ですが、前の日の日没から次の日の日没を1日と考えられていて、これをもとにすると12月24日の日没になったら25日の始まりとなるのです。
つまり、日の変わるタイミングは夕暮れというのがポイントなので、24日のイブというのは、夕方からは25日で、もうすでにクリスマスが始まっているということになるのです。
ですので、現在使われているイブという言葉は、あくまでも昔の名残であって前日という意味ではありません。
そして、このことからもお分かりのようにこの考え方でいくと、12月25日の日没時点で26日に日にちが変わっているので、すでにクリスマスは終わっているのです。
ですので、海外では12月24日の日没から12月25日の日没までがクリスマスであるというところが多いのです。
という訳で、正式にというか正確にクリスマスケーキを食べるのは、12月24日の夕方~夜にかけて食べるのがベストなタイミングと言えるのです。
でも、日本という国が無宗教の国民が大半なように、キリスト教国家ではありませんからいつ食べようが関係ないというのが実情です。
ただ、クリスマスケーキを食べるようになった由来、クリスマスって海外ではいつからいつまでだよ!という知識は記憶しておくとクリスマスを楽しむ上でのプラスαになるのではないでしょうか。