自転車事故の事例で最近多いものって何?
誰もが気軽に乗れる自転車ですが、最近自転車の事故が増加しつつあります。
自転車事故というと、あまりスピードが出ていなければそんなに大事にはならないのでは?と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際に起こる自転車事故の事例は、軽度のものもありますが、意外と重度の高い事故が多くなっているのが特徴です。
誰でも乗れる自転車だからこそ、交通ルールを守って安全に運転することが大切です。
今回は、最近多い自転車事故の事例などをご紹介していきます。
自転車事故の実際
自転車事故には、いくつか種類があります。
- 自転車対自転車
- 自転車対自動車
- 自転車対バイク
- 自転車対歩行者
自転車は、低年齢から高齢者まで乗ることが出来る大変便利な乗り物です。
しかも、自動車の免許などと違って免許制度や講習も必要ありません。
そのため、自転車に乗る割合も必然的に多くなり、自転車乗車割合が増えています。
最近では、マナーの問題もあり、対自転車、対歩行者の自転車事故が急激に増加しています。
自転車事故をおこす主な理由
自転車事故を起こす多くの人が、共通の理由で事故を起こしています。
最も多いのは、見落としや判断ミスなどのぼんやりとした気持ちで走行していることによるものだそうです。
自転車だから、事故を起こさないだろうという過信や、チョットした気持ちの緩みが事故につながっています。
上記以外に近年増えている事故理由
近年では、自転車マナーが悪い人が増加して多くのトラブルが発生しているそうです。
皆さんは、正しい自転車の乗り方やマナーをご存じでしょうか。
特に最近、マナーの悪さとしてあげられているのが、自転車に乗ったままスマホをいじったり、イヤホンをして音楽を大音量で聴いていたりすることです。
特に若年層に多いのですが、スマホが普及している現代なので、片時もスマホや携帯から離れられないのか、自転車に乗りながら容易に操作している人が見受けられています。
また、イヤホンをつけての音楽鑑賞も危険な行為です。
音量に関係なく耳をふさいでいたら、周囲の音は聞き取りづらいですよね。
しかも、音楽に集中していたら、周りのことをみる余裕も判断力もなくなってしまいます。
スマホ操作も、音楽を聴きながら運転する行為も、実は改正道路交通法という法律で禁止されています。
他にも禁止行為はありますが、3年に2回以上違反すると、有料で、安全講習を受ける必要があります。
この講習は、必ず受講しなくてはいけないものです。
もしも、この通知を無視したり3ヶ月の猶予期間中に受講しないと、5万円以下の罰金刑が科せられます。
14歳以上から適応されるので、未成年だから大丈夫だということはありません。
また、ルール違反で多いのが、自転車の走行の仕方です。
自転車を走行する時の向きは、どちらかしっかりと分かりますか?
以外と自転車の向きに関して、理解していない方も多いようですが、自転車は必ず左側走行です。
また、原則的には車道を走ることが義務づけられています。
最近では、自転車専用道路も整備されているところがありますが、都会から離れた地方では整備がまだまだな道路も多いのが現実です。
歩道でも標識があるところや、一部理由を除いて歩道を走ってもOKというところもあります。
しかし、あくまでも歩道は歩行者専用の道路であって、自転車が優先ではないので、勘違いをしないように歩行者の安全に注意して走行するようにしましょう。
最近多い自転車事故の実際の事例
夜間のスマホ
夜間、自転車のライトをつけずに、スマホを操作しながら走行した学生が、前から歩いてきた歩行者の存在に気付かずに衝突。
自転車に乗っていた学生にはケガはなかったものの、歩行者には障害が残るほどの大けがを負った事故が発生しました。
歩道を走行中
歩道をものすごいスピードではしっていたAの乗る自転車が、Bののる自転車に勢いよく正面衝突。
その後、Bは車道にも投げ出され、バイクとも衝突して重大な障害が残る事故が発生しました。
右側走行
左側を走行しなくてはいけないはずが、右側を走行していたことによって、対向自転車や自動車との接触をおこし相手を死亡させたというう事故が発生しました。
上記であげた事故はほんの一部です。
大きい事故からひやりとしたものまでさまざまあるため、自転車を乗るときには、交通ルールをしっかり守りましょう。