鼻血が突然出たときに考えられる原因は?こんな鼻血だったらすぐに病院へ行って下さい。
あ、鼻血が出た・・・・・、誰もが1度は経験したことがあると思います。
普通は、突然鼻血が出たらはびっくりしますよね。
しかも、特に鼻血がでるような原因は考えられないし、何もしていないし、という場合は鼻血が止まるまでは不安だと思います。
しかし、鼻血が出るのにはいくつか可能性のある原因があり、気づかないうちに鼻に負担をかけている可能性があります。
そこで今回は、鼻血が突然たときに考えられる原因は?一体何かをいくつかまとめてみました。
鼻血ってどこからの出血なのか?
鼻血と言えば、鼻からの出血の事を意味しますが、鼻のどの部位から出血するかご存じでしょうか?
鼻血と言うのはほとんどはキーゼルバッハという部位からの出血なのです。
キーゼルバッハとは
キーゼルバッハというのは鼻中隔(右と左の鼻の穴の間の壁)の前下部です。
このキーゼルバッハ周囲は血管が豊富で、ちょっとした傷で鼻血がでやすくなっています。
突然でた鼻血で考えられる原因とは
- 鼻をいじりすぎ、かみすぎ、こすりすぎ
- 血圧の変動
- 気温の差が激しい時
- 刺激物を食べ過ぎたとき
- ストレスが溜まっているとき
- 抗凝固薬を内服している時
- 何かしらの病気
【鼻をいじりすぎ、かみすぎ、こすりすぎ】
鼻の中を指でいじったり、鼻水が出てティッシュで何回もかんだり、鼻が痒くてこすったりといったように、鼻に少しでも強い負担をかけるとキーゼルバッハに傷が出来て鼻血が出やすくなります。
特に小さい子供は鼻をいじったり、ほじってみたりと指で鼻を傷つけやすいので大人が注意をしてあげる必要があります。
大人の場合では、花粉症が流行る春先などで鼻をかんだりする回数が多くなり、突然鼻血が出るような事が意外と多くあります。
子供が鼻をいじってるときには大人が声をかけてやめさせたり、花粉症などで鼻水が辛いときには薬の内服や、鼻をかむときの力加減に気をつけたりして、出来るだけ鼻に負担がかからないようにしましょう。
【血圧の変動】
血圧が高い状態だと、血管にかかる抵抗が強い状態です。
血管に圧力がかかっていると言うことは、鼻にももちろん抵抗力がかかっている状態です。
血圧が高い状態というのは、高血圧の人もそうですがお風呂に長時間入ったり、くしゃみをしたり、飲酒をしたりという時は日常生活の中でも一時的に高くなっていることが多いので、注意が必要です。
【気温の差が激しい時】
特に冬の時期です。
朝の気温と夜の気温の差、外気温と内気温の差など、冬は特に気温の差が激しい時期です。
気温の差が激しいと、自律神経は乱れてしまって、体の調子がおかしくなってしまいます。
そのために鼻の中が乾燥したり、毛細血管が弱ったりして鼻血が出やすくなってしまうのです。
【刺激物を食べ過ぎたとき】
チョコレートや、唐辛子などの刺激物を食べ過ぎると、血管を急激に収縮させ血圧を上げるので、鼻の中の毛細血管を傷つけて鼻血が出やすくなってしまいます。
刺激の強い食べ物は、食べ過ぎは良くないので程々にしましょう。
【ストレスが溜まっているとき】
強いストレスがあったり、上手くストレスを発散出来なかったりすると自律神経が乱れます。
自律神経の乱れは、血管を傷つけ抵抗力を弱くしてしまいがちなので、鼻の中の毛細血管も同様に抵抗力が弱まります。
その結果、鼻血が出やすい原因にもなってしまいます。
【抗凝固薬を内服している時】
心疾患や脳疾患を患っている人は、血液をサラサラにするお薬を飲んでいます。
その抗凝固薬に代表される薬が、ワーファリンやアスピリンなどです。
これらの薬を普段から服用している人は、薬の影響で突然に鼻血が出ることもあります。
【何かしらの病気】
高血圧や動脈硬化、糖尿病、白血病、特発性血小板減少性紫斑病などの全身性の病気の時に鼻血が出ることがあります。
病気の場合には鼻からだけでなく、歯茎や他の部位からも出血していることがほとんどなので、異常を感じたら早めに病院を受診しましょう。
こんな時には急いで病院へ
鼻血と言うのは、大概止血をすると15分以内で治まります。
以下のような症状の時には早めに病院へかかりましょう。
鼻血が止まらないときには耳鼻咽喉科や総合診療科などです。
- 止血を15分以上しても止まらない
- ダラダラと鼻血が出てる
- 何回も鼻血を繰り返す
- 鼻血以外に吐き気や頭痛などの症状がある
鼻血を出しやすい人は、鼻血が出ることに慣れてしまっている場合があり、鼻血が出たとしても「またかぁ〜」という感じであまり深刻に考えないケースが多いです。
そういう人にとっては、鼻血は日常生活の一部のような感覚で気にしない人が多いですが、鼻血が出るというのは普通の状態ではないので、あまりに頻繁に出る場合には病院で診てもらう方がいいでしょう。
特に、小学生の頃までは、基礎体温が高いお子様は鼻血が出やすい傾向がありますが、中学生以降になっても改善が見られない場合は注意してくださいね。