グルコサミン・コンドロイチンの効果効能とは?副作用や正しい飲み方を教えます。
グルコサミンやコンドロイチンという言葉を聞いたことはございますか?
最近CM等でも頻繁に紹介されているので、1度は耳にしたことがあるのではないかと思います。
この2つは関節に有効とされていますが、具体的にはどのような効果があるのかご存じでしょうか?
薬やサプリメントなどは、正しい飲み方をしないと有効成分が適正に発揮出来ないので、効果を知るのと同時に正しい飲み方も覚えておきたいですよね。
また、服用する前に、副作用があるのかどうかも気になる所です。
そこで今回は、グルコサミン&グルコサミンの効果効能と正しい飲み方、副作用についてご説明していきます。
グルコサミンの効果
- 関節痛を改善する
- 関節軟骨の強度を高める
【関節痛を改善する】
グルコサミンには、軟骨の摩擦を抑制する働きがあります。
傷ついた関節軟骨を修復し、再生を促す力があり、関節痛や変形性関節症の痛みや腫れを改善する効果があります。
【関節軟骨の強度を高める】
また、グルコサミンには、骨をつくりだす細胞を刺激して、軟骨の生成を促す働きがあります。
軟骨は関節を衝撃から守ったり、スムーズに動かすために重要な働きをしています。
誰もが歳をとると、関節軟骨はすり減ってきています。
すり減ることで強度が弱まり、関節痛だけではなく、転倒などの怪我にもつながりやすいのです。
年を重ねてもグルコサミンを服用することで、急激な軟化を防ぐことが出来て、かつ強度を保つことができるので、怪我の防止などにもつながります。
グルコサミンの副作用
グルコサミンは体内にもある物質なので、大きな副作用が起こるという心配はありません。
しかし、服用する時は注意をしなくてはいけない人もいます。
《注意しなくてはいけない人》
- 年齢が若い人
- 甲殻類アレルギー
- 抗凝固剤内服中
- 血糖値が高い人や糖尿病の人
【年齢が若い人】
もともと、グルコサミンは体内で生成されます。
若い人は、年配の方より生成率も大幅に多いので、グルコサミンを長期にわたって大量に摂取すると、軟骨を再生する力が逆に弱まってしまいます。
なので、長期服用は避けましょう。
【甲殻類アレルギー】
サプリなど、グルコサミンを製造する多くの場合、原料にカニやエビに含まれている『キチン』という成分が使われます。
その成分がアレルギーとして反応してしまうため、甲殻アレルギーの人は注意が必要です。
【抗凝固剤内服中】
ワーファリンなどの抗凝固作用をもつ血液をサラサラにするお薬を服用中の場合、グルコサミンやコンドロイチンを飲んでしまうとワーファリンの力を強めてしまいます。
その結果として止血する力が弱まり、容易に出血したり、止まらなくなったりするので注意が必要です。
【血糖値が高い人や糖尿病の人】
グルコサミンには、グルコースという糖の一種で体内のインスリン効果が弱まり、結果として血糖値をあげてしまいます。
血糖値だけではなく、血圧やコレステロールなども上昇してしまいがちなので、注意が必要です。
また、グルコサミンを長期的に服用することで、糖尿病の副作用である神経障害と似たような症状がでることもあるので、より注意が必要となってきます。
※副作用が出やすいような人は、自己判断せずに必ず医師に相談してから、内服するようにしましょう。
コンドロイチンの効果
- 保水性と弾力性を与える
- 関節痛の緩和
【保水性と弾力性を与える】
コンドロイチンは、体内の組織の潤滑油のような働きをしています。
そのため、肌の弾力性をだしたり、潤いを持たせたりするので、若さを保ちます。
【関節痛の緩和】
潤滑油のような働きをするため、スムーズに軟骨が動き、関節の痛みを軽減することが出来ます。
コンドロイチンの副作用
コンドロイチンも体内で生成されるものの1つなので、特に大きな副作用はありませんが、注意しなければならない人もいます。
《注意しなくてはいけない人》
- 胃腸が弱い人
- 抗凝固剤内服中
- 喘息の人
【胃腸が弱い人】
コンドロイチンを長期・多量に服用することで、胃痛や吐き気などをおこしやすくなるので、消化器が弱い人は注意をしましょう。
【抗凝固剤内服中】
グルコサミンの所でも説明しましたが、コンドロイチンを服用することでワーファリンなどの薬の効果を弱めてしまう危険性があります。
【喘息の人】
喘息の人もコンドロイチンの服用が原因で、悪化する場合があるので注意が必要です。
グルコサミンとコンドロイチンは同時服用しよう
どちらも、関節によい効果をもたらす物質です。
2つ同時に服用することで、効果を高めます。
グルコサミンとコンドロイチンの割合は5:4の割合が良いとされています。
一般的に関節痛を改善するには・・・・
グルコサミン1日1500mg、コンドロイチン1日1200mgが良いとされています。
この量を数回に分けて飲むと良いでしょう。