ぎっくり腰の時にお風呂に入るのは大丈夫ですか?もし、ダメな場合は何日くらいダメなのでしょうか?
ぎっくり腰になってしまったけれど、お風呂に入るのは良いのだろうか?
また、何日ぐらい経てばお風呂に入っても良いのか?
腰痛の時にお風呂で血行を良くして痛みを和らげる方法もあるので、ぎっくり腰の時にも同様にお風呂に入って良いのかな?と迷う人も多いようです。
ただし、ぎっくり腰は普通の腰痛とはやや違います。
痛み出した当日は、炎症が起きているのでお風呂に入るのは控えた方がいいでしょう。
炎症が起こっている時期に腰を暖めてしまうと症状が悪化して、治るまでに長期化してしまう可能性があります。
そこで今回は、ぎっくり腰の時のお風呂入っても大丈夫なのか?などまとめました。
ぎっくり腰の時のお風呂は入っても良い?
ぎっくり腰を起こした日は、お風呂に入るのは可能でしたら控えた方が良いでしょう。
ぎっくり腰は、腰に炎症が起きている状態です。
筋肉などの組織も痛めている状態なので、痛みも強く出ている状況です。
そんな炎症が起きているときに患部を温めてしまうと、さらに炎症が悪化するために症状も悪化しますし、痛みも増強するかもしれません。
なので、その時の痛みの強さや症状に関わらず、ぎっくり腰になった日は、お風呂に入るのは避けた方が良いと言えるでしょう。
ただ、患部を温めることを避けて頂ければ大丈夫なので、湯船に入るらずにタオル等で身体を拭いたりすることは大丈夫です。
いつから湯船に浸かっても良い
ぎっくり腰の炎症は、発症してから2~3日は続いています。
炎症さえ治まってしまえば大丈夫ですし、その後は逆に患部を温める事が、腰の筋肉の修復を早めることに効果を発揮します。
ですので、ぎっくり腰を起こしてから3日目位を目安にしてお風呂の湯船に入るようにしましょう。
ぎっくり腰の時の正しいお風呂の入り方
ぎっくり腰の時には発症してから3日間はお風呂で湯船に入る事を避けた方が良いと説明してきましたが、ではどうすれば良いのでしょうか?
ぎっくり腰当日~3日目と、3日目以降に分けて説明していきます。
『ぎっくり腰当日~3日目のお風呂』
ぎっくり腰を起こした当日~3日目はお風呂の湯船に入るのはやめておきましょう。
どうしてもお風呂に入りたいときには、シャワーを利用しましょう。
痛みが強く動けないほどの症状でしたら、ぎっくり腰当日はお風呂に入らず安静にすることが必要ですが、少しでも動けるようでしたらシャワーを利用しましょう。
腰に負担をかけないようにして、汗を流す程度にさっと短時間で済ませましょう。
無理に腰を屈めたり、急に立ち上がったりすると痛みが急増する場合があります。
ですので、シャワーを浴びる場合には素早く行いましょう。
もし、シャワーが無理な場合にはタオルで体を拭いたり、家族の方に手伝ってもらったりすることで体の清潔を保つことが出来ます。
『ぎっくり腰4日目以降』
ぎっくり腰も4日にもなってくれば、炎症がだいたい落ち着いてくるころです。
炎症が落ち着いていれば、今度は患部を温めて回復を早めましょう。
ただし、4日目以降で大分動けるようになっていた場合でも、注意は必要です。
急な動作や、お風呂場で立ち上がったり湯船に入る時の動作などで痛みが増強する場合があります。
痛みが強い場合は、無理せずにシャワーで済ませましょう。
湯船に入る時には、38度~40度前後のぬるめのお湯に浸かりましょう。
時間は出来るだけ短時間で、腰に負担をかけないようにしましょう。
万が一お風呂に入って腰の痛みが悪化した場合には
大丈夫だと思ってお風呂に入ってはみたけれど、痛みが悪化して辛いという場合も考えられると思います。
お風呂に入るということは、動く動作が多くなり痛みも出やすくなるので無理をしないことが1番ですが、痛みが出てしまった時の対処方法をご紹介しておきますね。
お風呂後に痛みが増強してしまった場合には、すぐに患部を冷やしましょう。
氷嚢やアイスパックなどをタオルで包み、患部に当てます。
10分ぐらい冷やすと、やや痛みが引いてくると思います。
そして、5分ぐらい休憩したのちに再び10分程度冷やしましょう。
冷やすことでかなり痛み具合が違ってくると思います。
また、冷やし終わった後には、念のために冷湿布を貼っておくと良いでしょう。
腰痛に限らないことですが、甘く考えて無理をしてしまう事が一番危険です。
特に腰はその後の生活を一変させてしまう可能性を秘めています。
ぎっくり腰になってしまったら、決して無理をしないでお体をご自愛下さい。