痛風の痛みの特徴を知ろう!どの部分がどの程度の期間、激痛に悩まされるのかを教えます。
痛風ってよく風が当たるだけでも痛いって聞くけど、本当にそこまで痛いのか?
健康診断などでも尿酸値が高いと痛風に注意!なんで言われるけど、発症した事のない人って、痛風と言われてもいまいちどんなものかピンッとこないですよね?
痛風が尿酸値と大きく関係していて、高い状態が続くと突然に強い痛みが起こり発症します。
この痛みなのですが、想像を遙かに超えるくらいの壮絶な痛みです。激痛すぎて動くことも歩くことも困難になるという表現は、正しいと思います。
ある日突然、こんな痛みに襲われたらと考えると怖いですよね。
だから、健康診断で【尿酸値が高い】と指摘された方は、痛風がどんな病気で、どんな状況で、どう対処すればいいのかを理解しておいた方がいいですよ。
そうすれば、突然痛み出しても慌て度合いが違いますからね。でも、まずは発症しないように予防をすることが一番重要です。
そこで今回は『痛風の痛みの特徴、好発部位、痛みの期間』をまとめてみました。
痛風の痛みの特徴
初めて痛風の痛みを経験する人の多くは、左右どちらかの足の親指の付け根部分に突然強い痛みを覚え、その部分が赤く腫れ上がります。
痛風を何回か経験している人になるとと、痛みの発作の前兆のようなものを感じるようになります。
『足がピリピピリする』『足が重くなった』『足がムズムズする』と言ったような何らかの違和感が出現したのちに、激痛に襲われるそうです。
そして、痛みは尋常ではないくらいの激しい痛みが襲い掛かります。
『足の指を思いっきりハンマーで叩かれたような痛み』『骨が折れて骨折したときの痛み』『ペンチのようなもので思いっきり挟み続けられる痛み』など、聞いていてものすごく痛さが伝わってくるようなものです。
痛みは複数の場所に出るのではなく1カ所に限定的に出るのが特徴です。
1カ所だけですが、上記で述べたようなものすごい痛みだそうです。
また、痛みは夜中~明け方に出てくることが多く、すぐに病院に行ける時間帯でないことも心理的に痛みを強くさせているようです。
痛風とは、そもそも尿酸値が7.0㎎/dℓ以上の高い数値の状態が続いている場合に、長期的な時間をかけて尿酸が結晶化されて、関節やその周囲に蓄積されて発症します。
その高い状態を高尿酸血症と言いますが、この高尿酸血症はまったく痛みなどの症状がなく、尿酸が溜まり始めても無症状です。
ただ、それがある一定の状態になったときに、激しい痛みとして突然に症状が出てくるのです。
本当に突然痛くなって現れてくるのでビックリしますが、尿酸値が高いままだといつ痛みがきてもおかしくない状況にあります。
なので、尿酸値が高い人は注意しましょう。
また、痛風経験者でも尿酸値を下げる努力をしていかないと、いつになっても痛風発症のリスクは下がりません。つまり、常に危険にされされた状態です。
痛みの部位
初めて痛風発作の経験をする約70%は、左右どちらかの親指の付け根に痛みが発生すると言われています。
すでに何回か痛風の発作を経験していると、かかとや足の甲、くるぶし、アキレス腱、膝など下肢中心に痛みが出現します。
足の指を含めて下肢に痛みが出るのは痛風患者の90%とも言われており、ほとんどが足の痛みです。
残りの10%は手首や肘、指の関節などですが、極めて確率は低いです。
足に集中して痛みが出現するのには、尿酸値が溜まりやすい部分の特徴に関係するからです。
【尿酸が溜まりやすい部分】
・体温が低い部分
・よく動かして負担がかかりやすい部分
・タンパク質が少ない部分
・酸性度が高い部分
上記に当てはまるのが下肢なので痛みの多くは下肢に出やすいようです。
痛みの期間
痛みの期間は、痛みや腫れがでて数日から1週間、遅くても10日以内には消失するようです。
ただし、ここで正しく治療を行って行かないと早くて半年後から1年以内に再び同じような強い痛みが発症してしまいます。
再発すると痛みの発症が起きる間隔が短くなり、痛む場所も足の指だけではなく拡大していきますので、常に痛みを感じるようになり、悩まされることとなります。
そうならないためにも、出来るだけ発作がでたら早めに病院を受診して診断を受けましょう!