柴犬の餌の量と回数はどのくらいがいいの?人間と同じ1日3回??
最近、柴犬を飼い始めたけど、餌の量や回数はどれぐらいあげれば良いの?
初めて犬を飼う方は、いろいろと分からないことが出てきますよね?食事に関してもその一つでしょう。
人間は1日に3食だけど、犬も同じでいいんじゃないのか?と思えば、実は人間とは全く別でした。
子犬時代は【多めに】、老犬に近づくと【少なめに】というのは人間と同じなのですが、回数は異なってきます。
そこで今回は『柴犬の年齢別に餌の量と回数はどれぐらいあげるのがいいのか』をまとめてみました。
柴犬に必要な栄養素
柴犬も人間と同様に、必要な栄養素があります。
それは、聞いたことがあると思いますが五大栄養素です。
《五大栄養素》
タンパク質
脂肪
糖質
ミネラル
ビタミン
以上のものをバランス良く取ることが大事になってきます。特に柴犬は、大昔は狩猟犬として活躍していた犬種であり、運動量も豊富です。
そのためより多く摂取したいのはタンパク質とも言われています。
タンパク質は、生命の維持活動にはとても重要なものです。筋肉を維持したりするのではなく、免疫系にもとても必要で病気の予防にもなるのです。
ですので、柴犬に与えるドックフードは、良質なタンパク質が豊富に含まれたものを選んであげることが重要になってきます。
年齢別エサの回数と与え方
柴犬は人間とは食事の回数が違います。下記に年齢別の回数を示すので、是非参考にしてみてください。
生後3週間未満・‥母乳や子犬用ミルクが基本です。
生後3週間~1ヶ月‥・1日4~5回程度
1ヶ月~3ヶ月‥・1日4回程度(子犬用)
3ヶ月~6ヶ月‥・1日3回程度(子犬用)
6ヶ月~1歳半‥・1日2~3回程度(成犬用)
1歳半~7歳‥・1日2~3回程度(成犬用)
7歳以上‥・1日2回程度(高齢犬用)
生後3週間~半年の子犬
この時期の子犬をペットショップなどから購入した場合は、エサはペットショップなどで食べていたものと同じ種類のものを与えましょう。
なぜ同じかというと、この時期は非常にデリケートな時期で、環境の変化やエサの種類が変わったりすると食べなくなってしまう恐れがあるからです。
子犬の時期は成長に最も大事な時期なので、同じメニューを用意してきちんと食べられるようにしましょう。
また、ドライフードをあげるときには必ずお湯や子犬用のミルクでふやかしてください。
歯が生えてきっていないことや、消化器官の発達が未熟なため硬いままあげてしまうと消化出来ずに下痢や腹痛などの原因になりかねません。
必ず柔らかくしてからあげましょう。
生後6ヶ月~7歳くらい
生後半年を超えると消化器官も大分発達してくるので、柔らかい食事は終了です。
ただし、半年を過ぎたらすぐに終了と言うことではなく、徐々に水分量を減らしていって遅くても1歳までには硬いまま食べられるようにしていきましょう。
柔らかいものを食べ続けると、柴犬の歯の成長やあごの発達に影響が出てきてしまうので、時期を見計らって必ず最終的には硬いものが食べられるようにしてください。
7歳以降
7歳になると犬は高齢期に入ります。高齢期になったら、ドックフードも高齢犬用のものを選びましょう。
老犬になると歯が抜け落ちてしまったり、体の機能が衰えてきたりして食事をすることが困難になってくることがあります。
そういった時には子犬時代同様にお湯などでふやかしてあげて柔らかくしてあげると負担も少なくなるでしょう。
エサの量
1日に必要な食事量は計算式で求めることが出来ます。
犬の体重÷40=1日に必要な食事量
また、カロリーの必要量は体重1㎏あたり50~150㎉程度です。
子犬~幼犬の頃
子犬・幼犬の頃は人間の成長期同様にエサをたくさん食べます。回数は3~4回程度ですが、量に関してはバランスのとれたものなら多少与えすぎても問題はありません。
それには理由があって、柴犬は子犬時代に満足のいった食事をしないと成犬になったときに他の犬のエサを食べてしまったり、エサの時間に人間を威嚇してしまったりします。
エサに対して強い執着心を持ってしまったりすることがあるので、この時期はある程度多くなってしまっても問題はないのです。
成犬の頃
成犬になると食事の量は、飼い方によって異なってきます。運動量や体型などを考慮していきます。
この時期エサの量の指標として便の正常をみることで、量を調整することができます。
犬の便の良い性状は手でつまむと切れることなく持ち上げられる程度の固さと言われています。
便がこの状態より柔らかければ食べ過ぎかカロリーオーバー、逆に硬すぎる場合は食事量が少ないということなので、毎日の排泄状況で確認していきましょう。
老犬の頃
老犬は消化機能や体力など低下が著しいため、多くあげすぎてしまうと消化不良を起こし体調が悪くなります。
犬の様子を見ながら量を調整しましょう。この時期は高タンパク低カロリーのものが良いとされています。