さんまのおいしい食べ方!はらわたは食べる派?それとも食べない派?それぞれのメリットを調べました。
秋はさんまが美味しい季節ですよね!みなさんは、その【さんま】はどのように食べますか?
キレイに全部たべちゃいますか?それとも、はらわたをキレイに取ってから食べますか?
人それぞれに食べ方のこだわりがあると思います。
はらわたは特に食べても、食べなくても、それぞれに良いことがありますし、何もどちらでも問題はないと思います。
でも、調べてみると2手に分かれる事が判明しましたので、細かく調べてみることにしました。
そこで今回は、『さんまのはらわたを食べる人と食べない人には、それぞれにどんなメリットがあるか』をご紹介します。
そもそも、さんまのはらわたって食べれるの?
魚の内臓部分は、食べる事が出来ない場合がほとんど(小魚は別です)。
理由は、胃の中に魚が食べた物が残っていて、内臓を食べてしまうと、食中毒を起こす可能性が高いからです。
しかし、さんまには胃袋がないのです。
胃袋がないので、食べたものが体内に溜まらずに、30分後には体内へ排出されます。
そういった理由から、さんまのはらわたは食べても大丈夫なのです。
しかし、注意点が1つあります。
はらわたを食べるのは、新鮮なさんまだけにしておいて下さい。
さんまの旬の時期は9月上旬から11月下旬くらいです。
この時期であれば旬なので新鮮なものが多く、美味しく食べられると思います。
【新鮮なさんまの見分け方】
- 下あごの先端が黄色くなっている
- 丸々と太っている
- 目が濁っていなく透き通っている
- ひれの上が盛り上がっている
はらわたを食べるメリット
はらわたの中には多くの栄養素が含まれており、身体にはとても良い効果をもたらします。
- レチノール
- ビタミンB12
- 鉄分
- EPA
- DHA
- ビタミンD
【レチノール】
レチノールは、ビタミンAの一種です。
コラーゲン生成を助ける働きがあり、シワを防ぎ、肌にハリと潤いを保つ効果があります。
また、肌の再生をするターンオーバー機能を促進するので、目の周りのクマやくすみ・たるみなどの予防・解消に効果があります。
その他には、皮脂の分泌の抑制や抗酸化作用があるので、ニキビで悩んでいる人にもオススメの栄養素です。
【ビタミンB12】
赤いビタミンと呼ばれ、赤血球のヘモグロビンの合成を助け貧血に効果があります。
さんまのはらわたには、多く含まれているので、貧血予防には効果的です
【鉄分】
さんまそのものにも含まれていますが、はらわたにも多く含まれています。
ビタミンB12と結合すると、より貧血予防に効果を発揮します。
【EPA】
血液の性状を健康に保ち、血栓をできにくくして、高脂血症や動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などを予防する働きがあります。
成人にとって、必要な栄養素といえます。
【DHA】
脳や網膜などの神経系の発達に大きく影響をもたらす物質で、特に子供が摂取すると成長に良い影響をもたらしてくれます。
【ビタミンD】
ビタミンDは、カルシウムやリンなどのミネラルの代謝や維持、骨の代謝に関わる物質で、骨の強化に効果があります。
はらわたを食べないメリット
【寄生虫を食べなくて済む】
胃袋がないので食べた物がすぐに体外へ排出されるのですが、それでもはらわたには寄生虫がいます。
さんまの内臓を取り出すと、中から2~3㎝位の赤い虫が出てくることがあります。
また、さんまを洗っていると肛門から赤い糸のようなものが出ていたことはございませんか?
実は、その赤い虫の正体は、寄生虫なんです。
寄生虫の名前は『ラジノリンクス』といいます。
人間に寄生することのない寄生虫なので、食べても問題はありません。
もう1つさんまに多い寄生虫は『サンマヒジキムシ』です。
この寄生虫は、さんまに突き刺すように寄生します。
よくさんまに複数の小さな穴が空いてあることはありませんか?
あの穴は、サンマヒジキムシが居た後なんです。
ほとんどが、水揚げされたときなど取などして処理はされているそうですが、まれにくっついてくることもあるそうです。
この寄生虫も、人間には全く害がないので安心して下さい。
しかし、大丈夫と言われても、虫がいる内臓を食べるのは嫌ですよね。
そういった時には内臓はキレイに取り除きましょう。
内臓を取り除いても、身や皮にもたくさん栄養素が含まれているので、問題なく安心して食べられます。