リトマス紙・塩化コバルト紙・BTB溶液の色の変化の違いや覚え方ってありますか?

 

小中学生の理科の授業でリトマス紙などを使い、中学生や高校の化学などでは、塩化コバルト紙・BTB溶液といった、リトマス紙よりやや高度なものを使って実験をしたりしますよね。特に中学生は高校入試問題にも出題されたりするので、色の変化を覚えておくのは必須かと思います

リトマス紙も塩化コバルト紙もBTB溶液もすべて色の変化をみて、物質が何に傾いているかなど判定するものなのですが、色の変化の違いを覚えるのって結構大変で、苦手な学生や昔覚えられなくてトラウマになったという大人の方もいるでしょう。

特に受験生は、実験だけでなく入試なんかにリトマス紙・塩化コバルト紙・BTB溶液などの色の変化について問われることが多いので、覚えるのに必死になりますよね。

そこで、今回は、リトマス紙・塩化コバルト紙・BTB溶液の色の変化の違いや覚え方のコツについてお伝えしていきます。

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リトマス紙

リトマス紙とは、リトマス溶液を染み込ませてた青色と赤色の二種の紙のことです。

リトマス紙を使用することで、溶液が酸性か塩基性(アルカリ性)、中性なのかを判別することが出来ます。

ちなみに、色の変化についてですが、

色の変化 性質
青色から赤色に変化 酸性
赤色から青色に変化 アルカリ性
変化なし 中性

このようになっています。

これを普通に覚えておけば良いのですが、言うほど簡単な事ではありません。

そこで、覚えるにはゴロ合わせが最適です。

みなさん色々工夫して覚えているようでいくつかごろ合わせを見ていきましょう。

  • 信号機の青から赤で止まるは賛成(酸性)だ
  • 信号機の赤から青になれば歩けます(アルカリ)
  • 赤いサン(酸)タのリトマス紙
  • おとうさん(酸)お酒を飲んで赤くなる
  • (酸)っぱい梅は青から赤になる

など、ゴロ合わせも多数あります。

この中の1つだけ覚えておけば、あとは、逆と考えれば良いので、是非覚えやすいものを見つけてみてくださいね。

塩化コバルト紙

塩化コバルト紙は、塩化コバルトの水溶液をろ紙にしみこませて乾かした紙で、物質に水分が含まれているか判別するために使用します。

空気に触れると湿気などの水分で色が変わってしまうため、使用する直前に取り出す必要があります。

塩化コバルト紙は、乾燥剤と一緒に、密閉されたビンの中で保存しておきます。

また、手についた水分でも反応してしまうので、ピンセットを使って取り扱う必要があります。

塩化コバルト紙は、塩化コバルトが青色なので、紙も青色ですが、物質に水分があれば青から赤に変色します。

水分に反応すると変色が起こるだけなので、覚えるのはとても簡単ですね。

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BTB溶液

BTB溶液は、その液体が酸性か、塩基性(アルカリ性)、中性かどうかを調べるための指示薬です。

指示薬の色は緑色の液体です。

リトマス試験紙より、BTB溶液の方がより精度が優れており、弱酸性、弱アルカリ性など細かな分類まで調べることが出来ます。

色の変化 性質
緑色から黄色に変化 酸性
緑色から青色に変化 アルカリ性
緑色から変化なし 中性

<<ゴロ合わせの一例>>

  • BTB溶液サン(酸)キ(黄)ュー
  • 青はあお(アル)かり性
  • ある山中に、青木緑さんがいました
    (ある:アルカリ→青 山:酸性→木(黄) 中:中性→緑)
  • ベトベト(BTB)なのは、き(黄)み(緑)のせい(青)だ。
    (酸性→中性→アルカリの順で覚える)

実は、すでにお気づきかもしれませんが、アルカリ性に関しては、BTB溶液とリトマス紙のアルカリ性の変化が、どちらとも青に変わるので、同じだということを頭に入れておけば意外と覚えやすかったりします。

ただ、BTB溶液は、リトマス紙みたいに青や赤といった覚えやすい色だけでなく、黄色や緑と言った色が出てくるので少しややこしいように感じるようです。

ですので、覚えるなら1つの色の変化を覚えるのではなく、ゴロ合わせで紹介した3、4番と言った文章で覚えて置く方が忘れにくいかもしれませんね。

 一番使うのは中学生の定期テストや高校入試かな。紛らわしい酸性・アルカリ性を判別する色の変化を解決する手助けとなったならば幸いです。
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