ミニチュアダックスフンドの寿命と老衰を迎える時には、どんな症状が出ますか?
ミニチュアダックスフンドは、小型犬の人気ランキング上位に入るほどのかわいい犬種です。
動物を飼いたいと思った時に、色々考えると思いますが、やはり寿命のことは多くの方が考えるのではないでしょうか?
飼うのであれば、やはり長く一緒にいたいと思うので、寿命が長い方がいいですよね。
そして動物を飼う場合に最も大事なのは、最期までしっかり面倒をみる覚悟があるかどうかではないでしょうか。
では、ミニチュアダックスフンドは平均的にどの程度寿命があるのでしょうか?
また老衰を迎える頃には、どのような症状が出るのでしょうか?
そこで今回は、ミニチュアダックスフンドの寿命や老衰の症状など、飼う前に知っておきたい情報をお伝えします。
ミニチュアダックスフントの寿命
ミニチュアダックスフンドの寿命ですが、実はどの小型犬よりも寿命が長いのが特徴です。
大体平均すると、13~17年とも言われています。
もちろん遺伝や体質にもよりますが、飼い主のお世話次第では比較的長い間一緒に過ごす事が出来るでしょう。
ミニチュアダックスフンドを長生きさせるために、飼い主に求められること
- 適切な食事
- 適切な運動
- 適度な清潔
- 適切な環境
【適切な食事】
ミニチュアダックスフンドは、もともと狩猟犬として活躍していたので活動量が豊富です。
そのため良質なタンパク質を多く摂取し、筋肉の維持など活動するための栄養素が必要です。
しかし、その一方でエサやおやつを与え過ぎると、カロリーオーバーになってしまいすぐに肥満となってしまうので、適量を守り与えましょう。
【適切な運動】
ミニチュアダックスフンドは、運動することが大好きです。
活発に遊んだり散歩させることで、ストレスの軽減につながります。
また、運動をさせてあげないとすぐに肥満になってしまい、ヘルニアの原因になってしまいます。
散歩を毎日したり、遊んであげる時間を作りましょう。
【適度な清潔】
適度に身体の汚れを落としたり、ブラッシングしてあげましょう。
また、ミニチュアダックスフンドの耳は垂れ耳です。
垂れ耳の犬はどうしても耳の中が蒸れやすく、外耳炎などの耳の病気になりやすいのです。
耳の掃除や具合も確認するようにしましょう。
【適切な環境】
ミニチュアダックスフントを飼う場合、この犬種は室内向きです。
室内で飼いますので、快適な温度・清潔などが保たれてストレスも少なくなります。
なので、室外で飼う犬より、室内で飼った方が長生き出来たという報告もあるそうです。
室内で飼う場合には、犬にとって危険のないような部屋作りをしましょう。
ミニチュアダックスの老化
犬も人間同様に、年を取っていきます。
小型犬でいうと、大体7歳を越えたあたりから老犬と呼ばれるようになります。
犬の7歳というと、人間でいう40歳代です。
人間でも40歳を過ぎると、緩やかですが老化現象というものがやってきますよね。
ミニチュアダックスも7歳を越えたあたりからは、目には見えなくても何かしら変化があるかもしれません。
老化に伴う、一般的に起こりえる症状をいくつかあげていきます。
- 散歩に行くのを嫌がる
- エサを食べないことがある
- 動きが鈍くなる
- 口臭がする
- トイレの回数が多くなる
- 体重の増減が激しい
- 聴力・視力・味覚などの衰え
これらは、老化にともなって徐々に起こっていく症状です。
寿命がくるまでの間には、もっと症状が重くなっていきます。
7歳を越えて老犬と呼ばれる年齢になったら、今までよりゆっくりと過ごせ身体に負担がかからないように配慮していきましょう。
老衰で最期を迎える直前におこりえる症状
- 動けず寝たきり
- 排泄が出来ない
- エサも水も食べられない
- 下痢をする
- 嘔吐する
- 咳が止まらない・・・など
上記のような症状が出始めたら、飼い主もそろそろ覚悟をしなくてはいけません。
老衰のような状態でミニチュアダックスフンドが弱り始めていたとしても、犬は飼い主のぬくもりを探しています。
さまざまな器官は衰えていきますが、嗅覚の感覚は最期まで残るそうです。
ですので、近くに飼い主のニオイがついたものなどを置いてあげると、犬も心穏やかに過ごす事ができるでしょう。