エアコンの電気代はつけっぱなしが安いと聞いたが、本当なのか?調べてみた
夏になるとエアコンが大活躍しますよね。というよりも、エアコンがないと都心部では命に関わるくらいに重要なアイテムです。
でも毎日つけると電気代が気になるところですよね。
私もエアコンを使う時期になると、毎月の電気料金を見るのにドキドキしてしまいます。
最近、そんな気になっているエアコンの電気料金ですが、なんと!エアコンはつけっぱなしの方が安いという素敵な情報を聞きつけました。
安くなるなら是非試してみたい!!っということで、
『エアコンはつけっぱなしの方が安いって本当なのか?』を調べてみました。
夏のエアコン料金っていくらぐらいかかっているのか?
平成27年度2人以上で住んでいる勤労者世帯の平均的な電気料金
《総務省統計局調べ》
7月→8,541円
8月→10,473円
9月→9,888円
3か月の平均を出してみると9,634円になります。
そのうち冷房にかかる電気代は5,670円なんと夏の電気代の約半分が冷房料金です。
電気料金の計算方法は
消費電力(W) × 使用時間 × 1時間当たりの電気代
エアコンの電気代はつけっぱなしの方が安い?
結論からいうと条件によっては、つけっぱなしの方が安い!!
エアコンを使うときに電気を消費する量が最も多いときは、
- エアコンのスイッチを入れた直後
- 設定温度と外気温との差が大きいとき
この2つです。
エアコンを入れた直後はエアコンから風が勢いよくでて来ますよね?実はあの時には1000w以上の電力が消費されます。
設定温度までに達するとその後100~200wで安定した供給がされます。
この差が大体10倍です。ということは、毎回スイッチを入れたり、消したりしていると1000wの消費が繰り返されているのでその分電気代が高くなると言えるのです。
エアコン使用時の電気代の目安
1時間目→約40円 2~3時間目→約10~15円 4時間目以降→約10円
エアコンのつけっぱなしで電気代が安くなる条件
- 出来るだけ最新型に近いエアコンを使用する
- 運転モードは自動運転のちに微弱や送風運転
- 温度設定は28℃
- フィルターの掃除をこまめにする
- カーテンやブラインドを使用する
出来るだけ最新型に近いエアコンを使用する
エアコンの機種は最新型であれば最新型であるほど節電効果が期待出来ます。
10年以上前のものだと、省エネ機能が今ほど優れていないので、逆にに電気代が逆に高くなることもあります。
だから、現時点で毎月の電気代が高くて困っているという人は、エアコンを最新型に買い換えた方がオススメかもしれません。
運転モードは自動運転のちに微弱や送風運転
上記で述べたようにエアコンは、スイッチを入れた直後から設定温度に達するまでが一番電気を消費します。
最初に自動運転に設定しておけば短時間で一気に効率よく設定温度まで達することが出来ます。
その後エアコンのモードを自動から微弱や送風モードにすれば、電力をそれほど消費することなく冷えた室内温度が一定に保たれます。
ここで注意が必要なのですが、最初から微弱モードにしておくことです。エアコンはスイッチを入れた時が一番電気を消費するのなら、最初から微弱にしておけば良いのでは?って思われるかもしれませんが、これは大間違いです。
微弱モードにすると、緩やかに設定温度まで達するので、冷えるまでに長時間かかります。設定温度になるまで時間がかかるということは、たくさんの電力を消費しているということなので電気代も高くなってしまいます。
なので、スイッチを入れるときには、モードの確認を必ずしてからにしてくださいね。
温度設定は28℃
28℃なら省エネにもつながります。また、エアコンの設定温度と外気温の差が激しいとエアコンから勢いよく風が出くるので、勢いよく出てくると言うことはそれだけ電気を消費しているということです。
もちろん、短時間で部屋の温度を下げようとしているのですが、必然的に電気使用量は増えます。
真夏になると外の気温が30℃前後になるので、その温度差が約2℃。これくらいの温度差ならすぐに部屋の温度が一定になるので、電気使用量が減ります。
ちなみに28℃ではどうしても暑いというときには、扇風機やサーキュレーターなどを一緒に使用しましょう。
扇風機などは長時間使用しても電気代が高くなることはないので安心です。部屋の空気を循環させると室内が涼しくなるので併用がオススメです!
フィルターの掃除をこまめにする
フィルターが汚れていると風の通り道が狭められて、エアコンの機能の低下にもつながります。せっかく良い製品を使っていたり省エネを目指していても汚れていたら意味がありません。出来れば2週間に1回程度掃除をすると良いです。
カーテンやブラインドを使用する
エアコン使用時にカーテンなどを使用することで、直射日光を避けられるので省エネ効果を高めることができます。
また、外気からの暑さをカットすることで、部屋の温度の急激な上昇を防ぐことが出来ます。