腹筋の効果を高めるには、回数はどのくらいが適切?
お腹周りをスッキリと引き締めるために、腹筋を取り入れる方も多いかと思います。
そして、その腹筋を鍛えるにあたって、ハードに回数をこなせば良いと思ってはいませんか?
実はその考え方は間違いなのです!!
回数をただこなすだけでは、効果を高めることは出来ません。
腹筋を効果的に鍛えるためには、負荷を意識的に掛けた回数を行うのです。
そこで今回は、腹筋を効果的に鍛えるための適切な回数やペースについてご紹介します。
腹筋の効果を高める回数
腹筋をたくさんすれば、鍛えられると思っている方もいると思いますが、実際にはそうではありません。
回数をたくさん腹筋するより、効果的なのは腹筋を意識して適切に行うことです。
また、腹筋などのトレーニングは、短期間では結果が得られません。
コツコツと継続することで効果が得られるのです。
あまり、回数を多くやりすぎても、モチベーションが下がってしまいますよね。
どの程度効果があるかですが、100回するよりも、10~20回を1セットとして意識的に行います。
自分が限界と感じる数プラス1回程度が、良い負荷のかけ方とされています。
素早く回数を行うより、ゆっくりと時間を掛けて意識して行う腹筋は、相当キツく感じるはずです。
自分の限界1歩手前の数×2セット~3セット目安にこなすと、より効果的になるでしょう。
毎日?期間はあける?どうする方が効果的?
腹筋をする回数は、上記で説明したのでお分かり頂けたかと思いますが、次に出てくる疑問はペースではないでしょうか?
筋トレというぐらいだから、毎日続けた方が効果があるのではと思うかもしれません。
しかし、毎日続けるよりは、時間を空けて行うほうがより効果的だと言えます。
なぜなら、それは筋肉の修復に関係する「超回復」というメカニズムが存在するからです。
超回復
腹筋などの筋トレをする場合、筋肉を増強させるために筋繊維を壊し、修復し、強化します。
大体、24時間~48時間程度の時間をかけてゆっくりと修復されていきます。
この一連の流れを、超回復と言います。
いわゆる痛みの正体は筋肉痛と一緒なのですが、腹筋で筋肉痛になってしまった時には、筋繊維が傷ついている状態です。
その筋肉痛の時に、無理して腹筋を続けると筋繊維の修復どころか、かえって破壊を進めてしまって、なかなか修復までたどりつくことができません。
より良い筋肉を作るには、ある程度の休息も必要になってくるのです。
2~3日空けてのペースで
普段運動をほとんどしていない人の場合、腹筋を初めて最初の頃ほど筋肉痛がひどく出ると思います。
そういった時にこそ、無理をせずに少し休憩を長めにしてから再開すると、より効果がでてくるでしょう。
また、慣れてきて筋肉痛があまり出ないようになってきてからも、腹筋の筋トレをする限りは超回復を繰り返して筋力アップが行われます。
毎日コツコツ行うのではなく、集中して行ったあと1~2日休んで、また再開するというサイクルを上手につくって、より効果を得られるように工夫してみましょう。
同じ条件でも男女では差がある
たとえ同じ条件で腹筋をトレーニングしたとしても、男性と女性では効果の現れ方が若干違ってまいります。
男性は、もともと筋肉がつきやすい体質です。それに比べて女性は、エストロゲンなどのホルモンの働きで皮下脂肪がつきやすい体質です。
このように、男女では身体の機能の違いが元来あります。
同じ条件で行った場合に、男性の方が早く筋肉がつき始め、身体が引き締まって来るでしょう。
しかし、女性でも継続して行えばきちんと目に見える効果は現れて来るので、効果が出ないからやめてしまおうと判断せずに、数ヶ月間は腹筋運動を続けてみてください。
筋トレは、長期的に行うことで効果が得られる運動ということを忘れないようにして、高いレベルでモチベーションを保ち続けましょう。
結果が出始めれば、モチベーション維持は比較的容易になってくると思います。