雛人形はいつから飾るのが正しいの?初節句からと聞いたが、初節句っていつ?
3月3日はひな祭りですね。
生まれて間もない女の赤ちゃんがいるご家庭は、ひな祭りが初節句になりますよね。
生まれてから一番最初にやってくる、桃の節句(ひな祭り)が初節句になります。
そして、そのひな祭りでは、女の子の成長を雛人形とともに御祝いします。
ここで一つ質問があります。
初節句は、お祝いをするという事は分かってるんだけど、肝心の雛人形はいつから飾るのが常識なのでしょうか?
そこで今回は、初節句と雛人形を飾る時期についてまとめました。
初節句って?
初節句とは一体なにかというと、子どもが生まれて初めて迎える節句のことです。
生まれた赤ちゃんの健やかな成長を祝うと共に厄除けを願う行事です。
実は、江戸時代から続いている行事なんです。
女の子は桃の節句(3月3日)、男の子は端午の節句(5月5日)にお祝いをします。
生まれてすぐに節句がきたり、誕生後21日以内に節句が来る場合には、翌年に行うようです。
つまり、女の子の初節句とは閏年の時もあるので、2月9日か10日生まれが境目になるという感じですね。
ただ、地域差や両親の考え方もあるので、生まれてすぐに節句がきても御祝いをする家庭も、もちろんあります。
初節句での雛人形はいつから飾る?
雛人形の準備
初節句の場合には、雛人形を準備する必要があります。
雛人形は、基本的に母方の両親から孫へ贈り物として準備をするようです。
ただ、近年では母方からという考え方の人も少なくなってきて、両家で相談して贈っている場合も多いそうです。
上に姉妹がいたりする場合は、人形を交互に贈り合ったりしているところもあるようです。
雛人形を新しくオーダーすると、届くまでに時間もかかるので、早くても1月中には手元にあるように早めの準備をした方が良さそうです。
雛人形を飾ろう
雛人形を飾る時期ですが、基本的には2月に入ってからです。
しかも2月と言っても節分の次の日である立春から飾るというのが一般的なようです。
今年の節分はだいたいの年が2月3日なので、その場合は2月4日が立春です。
早めに飾る場合には、2月4日を目安に飾りましょう。
ただし、節分はその年によって日が違います。
ここ近年の日にちに変わりはありませんが、変る年もあるので臨機応変に対応しましょう。
また、立春の日以外にも飾ると良い日があります。
それは、雨水の日です。
雨水の日とは、雪が溶け始め、雨水と変わり春の訪れを表す節目の日です。
では、雨水と雛人形がどんな関係があるのか気になりますよね。
実は先ほど説明した通り、春の訪れを示します。
その時に溶け出した水が命の素として、その水を母ような存在として大切にしていたのです。
なので、母のような存在の水である神様は、子供との関わりも深く、この日に雛人形を飾ると子供に良縁があるとされてきたのです。
ですので、雨水の日に飾るのも良いとされています。
ちなみに2017年の雨水の日は2月18日です。
大安でも良い
上記であげた日に飾るのが一般的ですが、どうしても準備が間に合わなかった等で、都合が合わずにに飾れないという時には、大安の日を選ぶと良いでしょう。
初節句はとにかくおめでたいので、それを象徴する大安の日がオススメです。
大安の日は意外とたくさんあるので、都合が合わせやすいと思います。
参考までに3月3日までの大安の日をご紹介します。
2017年2月の大安は・・7日・13日・19日・25日
2017年3月の大安は・・1日
いつ片付ける?
3月3日を過ぎたら、飾っていた雛人形を片付けなくてはいけません。
雛人形を片付けるのに良いとされているのは、3月6日の啓蟄の日(けいちつのひ)です。
ただ、地域によっては4月まで飾っているところもあれば、すぐしまってしまう所もあるのでその地域の風習に合わせるのが一番良いでしょう。
ただ、いつ片付けるのかにもこだわりたいところですが、一番重要視して頂きたい点が他にもあります。
それは湿気の少ない、よく晴れた日に雛人形をしまうことです。
雛人形は、どうしても湿気を苦手とします。
湿気のせいで翌年飾ろうとしたら、カビやシミで痛んでいたなんてこともよくあります。
この先、何十年と飾ることになる大事な雛人形なのですから、後片付けをして箱にしまう時には、しっかりと晴れた乾燥した空気の日を選びましょう!
雛人形は安い買い物ではありませんので、大切に扱って代々引き継いでいけたらいいですね。